81.昼は平穏、夜は錯乱。厳しい現実 | 40代半ばの大腸がん闘病日記

40代半ばの大腸がん闘病日記

40代半ばの2017年3月、大腸がん宣告され4月に摘出。程なくして肝臓転移が発覚、8月に摘出。ステージⅣ。
バタバタと始まった闘病生活の記録をしたく、ブログを始めました。
皆さま、どうぞ宜しくお願いしますm(._.)m

父の病状に関し、迷う日々が続いています。

 

先週末は血中酸素が70を切り、覚悟した場面も多々ありました。

その後、痰吸引等の処置が功を奏したようで、その数値は95ぐらいに回復しています。

 

そのためでしょうか、ここ数日の昼間は平穏な状態が続いています。

一時は意識障害があり、私が誰だか分からない状態でしたが、今は認識できる状況。

受け答えも出来ています。

 

しかしながら、夜になるとその状況は一変。

酸素マスクや点滴を自ら外すことを繰り返しているようです。

当然にして酸欠になり、結果、錯乱状態に陥ってしまうとのこと。

ひとりでは決して起き上がれないはずの父が、ベッドの端に座り込み足をブラブラさせている。歩こうとする素振りも見せる。

とても信じられない光景ですが、現実だそうです。

そのため、月曜日からはベット端に圧力センサーが取り付けられ、ベッド上での動きを感知した際には直ぐに看護師さんが駆けつける体制に変わっていました。

 

そして、本日、さらに事は進みました。

異変の察知をより早くし、迅速な対応が行えるようにするため、ナースセンター前にある、モニター監視できる病室に移動しました。

これまで静かな環境の中で旅立てるよう、院内のはずれにある病室で過ごしていました。

日中は、父自らがナースコールを押して、トイレをしたいことを告げることができる状況。会話も成立します。

加えて、父から「楽にして欲しい」との言葉も無い中で、モルヒネ投与のお願いをすることはとても出来ません。

そのため、病室の移動はやむを得ない状況でした。

 

ガンは、患者や家族に考える時間や選択権を与えてくれる病気です。

それ故に、前向きに進むことが出来る時もあれば、逆に追い込まれる時もある。

いま、このことを身をもって経験しています。

 

一歩一歩前進します。皆さまとともに。

 

 


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