きょうは今年の6月以降に会った猛禽たちの中から
未アップの子たちをリリースします
まず、こちらは巣立ったばかりの(?)モズ幼鳥くん
いかにもあどけなくて可愛いです
↓一人前のモズのように、木のてっぺんで
「 キィーッ!キィーッ!」
と、高鳴きをしていました!鳴き声もオトナびています
「 キィーッ!キィーッ!」
と、高鳴きをしていました!鳴き声もオトナびています
↓こちらが精悍な大人のオスくんです
淡色な夏羽はなんとなく涼しげに見えます
↓冬羽はこんな感じ( 2月に撮影 )
モズ君はスズメ目の小鳥ではありますが、小動物を狩る獰猛さや
カギ型の鋭いクチバシなどから「 小さな猛禽 」と呼ばれてきました。
↓こちらは、初登場のコノハズクくん この子は赤色型です。
この時は子育て中でしたが、雛たちが巣立ったらしいので掲載しました
20cm前後とされる体長は上のモズくんとほぼ同じです。
日本一小さなフクロウと呼ばれ、ナマで見ると本当に小さいです
雛たちの中の一羽が巣箱から顔を出していました
彼らの繁殖を助けるために人々が設置した巣箱が森のあちこちにありました。
コノハズク達を見守っている森の管理スタッフのかたは
「 コノハズクの雛は本当に可愛いんですよ 」
と・・・目に入れても痛くなさそうでした!
巣箱についた汚れのようなものを見つけると
「 あれは何がついてるんですか? 」
と、そばにいた私達に尋ね、注意深くチェックしていらっしゃいました。
カメラでズームすると、クモの巣がついていただけだったので
知らせたところ、少し安心されていたようです
↓こちらは巣のそばで見張りをしている灰色型の個体です。
どうやら、この灰色くんは、さっきの赤色型とは
別の番いで、お父さんコノハズクらしいです。
↓おお・・・!? 灰色パパの血相が変わりました。
この後、突然に飛び立ち、別の木のほうへ・・・。
どうやら、ヘビを発見して追い払ったようです!
この時、お父さんコノハズクは林道のそばまで出て来てくれていました。
・・・が、ワタシはヘビの存在には全く気づかなかったです・・・。
・・・が、ワタシはヘビの存在には全く気づかなかったです・・・。
人間より遥かに優れた視覚、聴覚を駆使して
か弱い雛たちを守る小さなお父さん、すごいなー。
頭が下がります
↓ときどき、驚いたり警戒したりすると、急に細くなることがあります。
木に擬態しているという説もあるみたいですネ。
ネコ似の後頭部がまた可愛い
↓次は・・・
避暑に行った山で偶然見かけたイヌワシ君、初登場です!
日本最強の猛禽とも言われる希少種のイヌワシくん。
たまたま会えるなんてビックリです
↓よく見ると2羽います。番いかな
険しい岩肌で休んでいるようです。
一見、トビに似てるなと思いましたが、戦闘力は雲泥の差なのでしょうネ・・・。
イヌワシが人を襲った例は無いとされているそうですが、
能力としては十分に人を殺せるのだとか・・・
あ・・・飛んだ・・・!
↓左下に、たまたまニホンジカの群れが写り込んでいたことに後で気づく・・・
↓仲間はこの景色を裸眼で見ただけで鹿の群れに気づいていたそうです!
健康診断で視力2.0を出してきたツワモノとなると、さすがにあなどれません・・・(驚)
皆さまはこの写真のどこにシカ君らがいるか分かりますか・・・
さすがにこの小さな写真ではムリか・・・
↓同じ写真ですが、鹿の群れがいた所を〇で囲んでみました!
ここにいると分かって見ても、殆ど見えませんね・・・
ズームしたらやっと見えてきた~~
↓おお~、全員に角がありますネ・・・!オスだけの群れのようです。
どうやらニホンジカは繁殖期以外はオス同士、メス同士で行動するらしく・・・。
この時は、予想外のイヌワシ夫婦との遭遇にもビックリでしたが、
野生の哺乳類の中では比較的見慣れてきたハズの
ニホンジカ君たちがこんな急斜面で平然と食事をするシーンも新鮮でした!
キノコや木の皮を含め、よっぽどの毒草以外は
食べることができるという鹿くん・・・。
シカくんは毒草も、少しずつ食べて順応したり、あらかじめ
粘土を舐めておくことなどによって解毒したり出来る場合もあるそうです!
先日の電気柵のニュースでは、毒を持つ品種が多いととされるアジサイまで
シカくんたちが食べると知り驚いたばかり・・・
今回の急斜面での食事風景は、ワタシにとって
ニホンジカ君たちのたくましい一面を改めて印象づける出来事でした!