ニイニイゼミ君、羽化☆ | キラピチ生き物日記

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君たちの瞳のキラキラに みんなが気づけばいいな
気づいた人はその分 きっと幸せになれると思うんだ


いつのまにかニイニイゼミくん「チーーーッ」と金属音を響かせる季節となりました!

後に続けとばかりに、数日前から、こちら関西ではクマゼミくんも
「ワッシワッシワッシ」 と声を張り上げ始めました!エルモ

賑やかになって来ましたねー!


↓桜の木につかまり元気に鳴くニイニイゼミ男子。( 三重県の自然公園にて )




青白い地衣類などが生えた樹木の表面に溶け込んでしまう
ニイニイゼミくんの擬態効果・・・近くにいてもすぐには分かりません・・・目
ただ、ニイニイゼミ君は人間の目線に近い高さにとまってくれる事が多いため
目の慣れた人はすぐに見つける事も多いようですクローバー



そして・・・一度見たいと思っていたセミの羽化にも遭遇!音譜

こちら、羽化真っ最中のニイニイゼミ君ビックリマーク



腹弁(鳴くための器官)らしきものが見えるので男の子のようですクローバー




茶色い翅のアブラゼミでさえ羽化時は白っぽい翅、
そして他の多くのセミも同じく、羽化時の翅は白っぽいですが、
ニイニイゼミ君の場合はご覧の通り!
また、泥をかぶった丸っこく小さな抜け殻も特徴的です!
抜け殻だけで、ニイニイゼミくんのものだとすぐに見分けがつきますネクローバー



この時点で、発見してから13分ほど。翅がココまで伸びました!音譜



台風台風11号通過後の「吹き返し」のためだったのか、
かなりの強風の中での羽化でしたDASH!
伸びたばかりの柔らかい翅が風で何度も反り返っています。
抜け殻にシッカリとつかまり耐える若者。




↓一足早く羽化した先輩ニイニイゼミ君が上にいました!
幹の下の方の白丸の中の子が上記でワタシが観察していた子です。



↓先輩ニイニイゼミ君の翅は強風にもあまりなびいていません。
既にだいぶ固まってきているようです。



↓このモミジの木、よく見ると他にもたくさんのニイニイゼミの抜け殻がビックリマーク
抜け殻の位置が木の根元のほうに集中するのもニイニイゼミの特徴のようですネ。

ところで・・・抜け殻の右側に不思議な姿の生物が・・・! ↓



ベッコウハゴロモの幼虫でした!実はセミと同じカメムシ目の仲間です!

いかにもフワ~~ッとしてあどけない外見の幼虫くんですが、近づくと、
見事なジャンプ力を見せつけながら逃げるので感心してしまいましたえっ
おしりのフワフワはロウ物質で出来ており、ジャンプした時に
パラシュートの役割を果たすとされているそうです落下傘



↓こちらが成虫です。(三年ほど前に撮影)
成虫は幼虫同様にジャンプできるだけでなく、翅で飛翔する事もできます音譜




↓こちらも最近、他所で見かけた子ですが、すぐにジャンプ逃げされましたショック!
同じくハゴロモ科の仲間の幼虫と思われます。



同じく、最近見たハゴロモ科の幼虫くん。
全体が透き通るように白く、ウスバハゴロモの幼虫に似ているようです。


この子も、最後にジャンプして草の中へ・・・見えなくなりましたシラーあせる


さて・・・きょうはカメムシ目特集なので、
最後は本家カメムシさまで〆たいと思います!音譜


↓連休中に遭遇したアカスジキンカメムシ君。
葉の上にいたのを撮ろうとしたら、地面にコロリ・・・落ちて逃げようとしたようです。
脅かしてしまいました・・・汗 実物は写真以上の美しさです。



成虫くんに出会えたのは今回が初ですニコニコ音譜


下は昨秋に出会った終齢幼虫くんです。 
色の鮮やかさと光沢で成虫くんに負けていません音譜

アカスジキンカメムシ五齢幼虫 アカスジキンカメムシ五齢幼虫



今回はカメムシ目の仲間たちをご紹介しましたクローバー

まだまだ紹介したいカメムシ目の魅力的な仲間たちの写真が
たまっているのですが、今回はここまでにしておきます~ニコニコ


ちなみに、こちら近畿地方、いよいよ梅雨明けしたそうです!


きょうは曇り空で比較的過ごしやすいですが、厳しい夏を
乗り切れるよう、そろそろ心の準備をしなきゃですかね~むっ