石川県穴水町で、放鳥に向けた取り組みが続く国の特別天然記念物「トキ」をモチーフにした「ゆるキャラ」が完成し、制作したボランティアの男性は、能登半島地震からの復興のシンボルになってほしいと願っています。
記事以下↓
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240617/k10014483781000.html
17日、穴水町の仮設住宅に現れたゆるキャラの「ニッポニア・トキ次郎」は、身長1メートル65センチで、紙粘土や段ボールで作られています。
胸には、被災地の復興を願い、「ガンバレ能登」と書かれたたすきをかけています。
1970年、本州で育った最後の野生のトキが捕獲された穴水町で、長年、トキの放鳥に向けて活動してきたボランティア団体代表の宮下源一郎さん(76)がおよそ3か月かけて手作りで完成させました。
宮下さんは、トキ次郎に地震からの復興のシンボルになってほしいと願っていて、仮設住宅の人たちがそばに近づいて、ながめていました。
宮下さんは「1度絶滅してから復活に向かうトキは、被災した人たちの気持ちがよくわかると思います。地震の復興もトキの復活も1年や2年でなんとかなる話ではないので、一緒に頑張る仲間になれると思っています」と話していました。
宮下さんは、トキ次郎を町内の公共施設や商店街でも展示して、町の人たちに元気を届けていきたいとしています。
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