ことしの「科学技術・イノベーション白書」が11日閣議決定され、急速に活用が広がる「AI」=人工知能の分野で日本が国際競争力を強化するためには研究開発や人材育成への持続的な投資や、国内外のトップレベルの研究者間の連携強化などがカギになるとしています。
ことしの政府の「科学技術・イノベーション白書」では、近年急速に進化し活用が広がる「AI」を特集し、世界の最新の研究動向を紹介するとともに活用の可能性や課題をまとめています。
記事以下↓
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240611/k10014477211000.html
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240612/11/medaka-idea/c8/9a/j/o1079060515450536790.jpg?caw=800)
2020年代に入って、特にアメリカや、国家主導で戦略的な投資を行う中国がAIの研究開発を加速させている反面、日本は人材や研究資金の確保などの課題が山積しているとしています。
こうした中、日本では、強みである自動車やロボット工学の分野で「AI」を活用した研究開発が進められていて、具体的な事例として生成AIを活用した自動車のデザインなどが挙げられています。
また産業だけでなく、科学研究に活用する動きも始まっているとして、大量の顕微鏡画像から生成AIを使ってたんぱく質の構造変化を予測し、創薬につなげる研究なども紹介されています。
AIを活用した新しい発見やブレークスルーが期待される中、今後日本が国際競争力を強化していくためには、研究開発や人材育成への持続的な投資や、国内外のトップレベルの研究者間の連携強化のほか、「AI」を利用する研究者への支援などがカギになると指摘しています。
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