IOC=国際オリンピック委員会はこの夏のパリオリンピックに向け紛争地域を逃れるなどして難民となったアスリートで結成する『難民選手団』の選手を発表し、中東やアフリカ出身など過去最多の36人が選ばれました。
『難民選手団』は、戦争や迫害などから逃れるため生まれた国や地域を離れて難民となったアスリートたちにオリンピック・パラリンピックへの参加の道を開こうと、2016年のリオデジャネイロ大会から結成されるようになりました。
IOCは2日、オンラインで会見を開きパリオリンピックに参加する『難民選手団』の選手を発表しました。 記事以下↓
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240503/k10014439341000.html
IOCは2日、オンラインで会見を開きパリオリンピックに参加する『難民選手団』の選手を発表しました。
選ばれたのは、イランやシリアなどの中東のほかアフリカ出身の選手など、12競技の36人で、前回の東京大会より7人増えこれまでで最も多くなりました。
競技別の内訳は、▽陸上が7人、▽柔道が6人、▽テコンドーが5人、▽カヌーが4人、▽ボクシング、自転車、射撃、競泳、ウエイトリフティング、レスリングが2人ずつ、▽バドミントンとブレイキンが1人ずつとなっています。
バッハ会長は「この選手団は世界に1億人以上いる生まれ故郷を離れざるを得なかった難民などにとって希望の象徴となる」と述べました。
パリ大会で『難民選手団』の団長を務める、マソマ・アリザダさんは選手として参加した前回の東京大会の経験を踏まえ、「出身のアフガニスタンには困難がたくさんあったが選手団に選ばれたことでどんな夢も実現可能なのだと気付くことができた。パリ大会でも『難民選手団』は決して諦めないポジティブなイメージを示す」と話しました。
『難民選手団』は、大会直前にフランス国内で合宿を行うなどして本番に備えるということです。
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