日本のブライダルファッションの先駆けで、世界的に知られたデザイナーの桂由美さんが今月26日に亡くなりました…94歳でした。
桂由美さんは東京生まれで、大学卒業後にフランスに留学し、デザインや縫製の技術を学びました。
公式ホームページによりますと、1965年に東京 赤坂に日本で初めてのブライダル専門店をオープンし日本初のブライダルショーも開催しました。
記事以下↓
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240430/k10014436821000.html
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240501/06/medaka-idea/f3/b2/j/o0984055115432751844.jpg?caw=800)
当時は、一般的ではなかったウエディングドレスを浸透させ、女性のシルエットを美しく引き出すドレスで日本の結婚式のスタイルにも強い影響を与えてきました。
また、1980年代からはニューヨークやパリなど世界の30以上の都市でショーを開いて活動の場を広げ、日本を代表するファッションデザイナーとしての地位を築きました。
1993年には当時のローマ教皇、ヨハネ・パウロ二世が復活祭のミサで着ていた祭服をデザインしたことでも知られています。
桂さんは、3月に東京で最新作およそ70点を発表するファッションショーを開催するなど精力的に活動していましたが、今月26日に94歳で亡くなりました。
2010年には全米ブライダルコンサルタント協会から、世界で4人のみに与えられた称号の「名誉協会員」をアジア人として初めて受賞したほか、2019年には文化活動で優れた功績のあった人に贈られる「文化庁長官表彰」を受賞しました。
2022年4月には、自身のブランドのウエディングドレスを長年製造している縫製工場がある福井県若狭町に、桂さんがデザインしたドレスを展示するミュージアムがオープンし、桂さんは「結婚への憧れを持ってもらえるような場所になってほしいです」と話していました。
故人のご冥福を心よりお祈り致します。
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