「琉球王国の国王の肖像画 アメリカで見つかる 沖縄県に引き渡し」 | めだかアイデアマラソンのブログ

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 太平洋戦争末期の沖縄戦の混乱で行方がわからなくなっていた、琉球王国の国王の肖像画「御後絵(おごえ)」などが、アメリカ国内で見つかり、沖縄県に引き渡されました。


 県は、琉球・沖縄の美術史や文化史の研究で重要な手がかりになると期待を寄せています。


 見つかったのは、琉球王国の国王の肖像画である「御後絵」や地図、香炉など、あわせて22点です。       記事以下↓

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240315/k10014392161000.html

 沖縄県によりますと、太平洋戦争末期の沖縄戦の混乱で行方がわからなくなっていた、
▽十三代尚敬王と
▽十八代尚育王の
2点の肖像画が含まれています。

 いずれも1メートル60センチ四方の大きさで、▽十三代尚敬王は1817年、▽十八代尚育王は1852年の、琉球王国時代に描かれたとみられています。

 県は2001年、アメリカのFBI=連邦捜査局に日本国外に流出したとみられる文化財の捜査を要請していましたが、2023年3月、外務省を通じて、アメリカ国内で22点が発見されたとの連絡があり、14日、県に引き渡されたということです。

 琉球王国の国王の肖像画は日本国内で現存が確認された事例がなく、県は、琉球・沖縄の美術史や文化史の研究で重要な手がかりになると期待を寄せています。

 今後、修復に向けて詳しく調べるとともに、一般に公開するかどうかは損傷の状況を踏まえて検討したいとしています。

 FBIは15日、動画を公開し、行方がわからなくなっていた、琉球王国の国王の肖像画など22点が14日、沖縄県に返還された経緯を明らかにしました。

 それによりますと文化財は東部マサチューセッツ州の家族が父親の遺品を整理するなかで屋根裏から発見し、FBIの盗難美術品リストに含まれていることに気付き、通報したということです。

 FBIが調べたところ、遺品にはタイプライターで書かれた無記名の手紙が添えられていたということで、FBIのケリー特別捜査官は「手紙を読めば、これらの遺品が第2次世界大戦末期に沖縄で収集されたもので、略奪された可能性が高いことは一目瞭然だった」と説明しています。

 そのうえでケリー特別捜査官は美術の専門家とともに文化財の確認作業を行ったことを振り返り「目の前で巻物が広げられたときは本当に興奮した」と述べ、貴重な文化財だということを実感したとしています。

 FBIは通報した家族の対応を完璧だったとたたえ、家族の亡くなった父親は第2次世界大戦に参加した退役軍人だったものの、太平洋地域に配属されたことはなかったとしています。
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