「能登半島地震で壊れた器を「金継ぎ」で無償修復 都内の工房」 | めだかアイデアマラソンのブログ

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 能登半島地震で被災した人たちを支援しようと、地震で壊れた器を「金継ぎ(きんつぎ)」と呼ばれる技法で無償で修復する取り組みが都内の工房で行われています。


 壊れた器を無償で修復する支援を行っているのは、東京 杉並区を拠点に活動している中村邦夫さん(52)です…能登半島地震を受けて、今月中旬からSNS上で呼びかけています。

     記事以下↓

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240130/k10014340801000.html

 修復には、漆や金粉、それに「けいそう土」という土を使った「金継ぎ」と呼ばれる伝統の技法が用いられ、金粉や土は石川県内のものだということです。

 今回の地震で中村さんも被災し、アトリエを構えようと石川県珠洲市と輪島市に買った古民家が全壊するなどしましたが、被災地のためにできるかぎりのことをしたいと無償の「金継ぎ」を始めたということです。

 中村さんは「今回の地震が風化しないように記憶として残していく意味でも器の修復は大切だと思う。10年くらいは続けていくという気持ちで取り組みたい」と話していました。

 修復には、数週間から3か月程度かかるということで石川県と富山県、福井県、それに新潟県の被災者を対象にメールで受け付けています。

 中村さんは、みずからも被災者として現地に足を運んでいますが、再建の見通しが立たないことに不安を感じています。

 中村さんは、珠洲市と輪島市にアトリエを構えようと去年古民家を購入しましたが、今回の地震で全壊するなどしました。

 このため、毎週現地に足を運んでいますが、住宅の再建などさまざまな支援を受けるために必要なり災証明書がまだ発行されず、倒壊した家屋の解体も進んでいないということです。

 このため、生活再建の見通しも立たず不安を感じています。

 中村さんは「見通しが立てばいつ戻るか計画を立てられるが1年後になるか2年後になるか分からないと言われるとどうしていいのか分からなくなってしまう。地元に住むことを諦める人も多いのではないかと不安に感じている」と話していました。

 また、政府が今月25日に「輪島塗」など伝統産業の立て直しに向け必要な道具や原材料の確保を支援していくと発表しましたが、これについて中村さんは、「多くの若手の職人や個人事業主などが地域の伝統産業を支えているので、広く支援してほしい」と話していました。
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