スカシユリ
今週は日を追うごとに気温がぐんぐん上がり、ついに今日は最高気温30度と真夏日に達し、暑さのレベルも変わってきました。
散歩をしていも、汗が滲んできます。空にはもくもくとした入道雲のような雲が出ていて、夏本番を思わせる陽気です。
畑の野菜は元気ですが、水やりが欠かせません。
以前は1日1回でしたが、今は2回たっぷりとあげます。夏野菜は水と肥料で大きくなるので、様子を見ながら、成長を楽しみに水やりをしていきたいと思います。
●色とりどり
今、遊歩道や各ご家庭で咲き誇っているのが、スカシユリです。
たくさんの色があるので、それぞれの色合いを楽しめます。
淡いピンク、白、黄色など、多彩です。淡い色が多いですが、なかには燃えるような真紅のものもあって、同じスカシユリとは思えないくらい、雰囲気が違います。
小さい頃、ユリを見掛けることはあまりありませんでしたが、今は、育てているお宅が多くなりました。
おかげで、この季節になると、あちこちで楽しむことができます。
暑い日が続きますが、鮮やかな花に元気をもらいます。
●ダブルヘイター
聞き慣れない言葉ですが、11月に予定されている米国の大統領選のキーワードになっています。
米ギャラップ社の最近の世論調査では、
「(バイデン氏、トランプ氏)どちらもいい大統領にはならない」と回答した人が全体で29%、無党派層では42%にのぼりました。
どちらの候補にも「うんざり」という国民が3割を占めるのは、納得できます。
バイデン氏はガザ攻撃を行うイスラエル支援により、主な支持層の一つだった若者層の離反を招いています。
一方、先日有罪判決を受けたトランプ氏は自国第一主義、保護貿易、移民規制を強力に押し進めた結果、社会に分断を生みました。
戦後、国際社会の規範作りを主導してきた米国の現状は、日本にも大きく影響するだけに、その行方が心配です。
●日本の現状
一方、日本の世論調査を見ると、岸田内閣の支持率は過去最低の21%です(NHK)。
やはり、自民党安倍派などの裏金問題に端を発した事件の実態解明、裏金議員ら関係者の処分、政治資金の透明化や再発防止への取り組みなどについて、岸田政権の消極的な対応が評価されていない結果です。
政治不信が高まり、政権与党は支持を失っています。
政権の枠組みに関しても、JNNの世論調査(5月4、5日実施)では政権交代を望む声が48%で、自公政権継続を望む声の34%を大きく上回りました。「政権交代」が「自民党中心の政権継続」を上回っています。
一方、それに代替する野党も充分に期待に応えられていません。
候補者の一本化が進んでいないのです。
4月の補選では、共闘を組んで、野党候補が全勝しましたが、全国的にはまだ調整が終わらず、今の状態では国民が一票を託す先が見つかりません。
日本、米国いずれも、政治不信が高まり、投票したい人がいないという現状は憂うべきことです。
今後、政治家はどうやって信頼回復を目指すのか、その道筋を明確に国民に示して欲しいと思います。
一方で、選ぶ私たち国民も、無関心ではなく、誰が「より良い政治」をやってくれるのか、その事を真剣に考えて一票を投じる必要があると思います。