木に咲く花たち

 

 

 

 5月も中旬を過ぎ、夏日の日も多くなってきました。
 風は爽やかですが、日中は動くと少し汗ばむくらいです。
 
 当ブログにご訪問戴き有り難うございます。
 お休みの間も皆さまからたくさんのお気遣いやご心配の言葉を戴き、感謝の気持ちでいっぱいです。
 毎日の生活のリズムを整え、しっかり食べて、寝て、体調を戻していきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。
 
 
●ブラシの木
 木に咲く花のなかは、とても目立つハデな花です。南国の花のようですが、原産はオーストラリアです。
 文字通り、ブラシのような形から名付けられました。
 
 花の名前をよく知らない相方も「面白い花だな」と言って、すぐに覚えてくれました。
 別名、別名、キンポウジュ(金宝樹)とも言うそうで、ブラシの先端が金色に光っていいて、華やかさが増します。
 ブラシの毛のように見えるのは、実は、雄しべだとのこと。 

 鮮やかな花がぐんと天に向かって咲く姿に励まされます。

 


 

 
 

●ハコネウツギ
 4~5年前、散歩道で見つけてから、毎年楽しみにしている花です。
 
 地味な花なので、うっかりすると、見逃してしまいます。白や濃いピンク、淡いピンクなど、いろいろな色の花が咲くのが、特徴です。
 
 ハコネウツギだから、箱根付近だけに生息しているのかと思いましたが、そうではないようです。日本全国の海岸近くに自生しているそうです。花は白から順に、薄いピンク、濃いピンクと変化していきます。
 
 アジサイにも似ていますが、スイカズラ科の落葉樹だそうです。
 花持ちがいいので、まだしばらく楽しめそうです。

 


 

●アカバナエゴノキ
 ドウダンツツジに似ていますが、時期も立ち姿も違います。ブロ友さんに教えて戴いたアカバナエゴノキです。
 
 団地の昇降口の脇にひっそり咲いているので、始めはよくわかりませんでした。近づいて、よく見ると可愛いピンク色の花がたくさん咲いています。
 風が吹くと、小さな花がゆらゆら揺れて、涼しげです。
 この辺りでは、1本しか見られないので、貴重です。

 

 
 

●地震予知
 元旦の能登半島地震(最大震度7)や先月17日の豊後水道沖を震源とする地震(震度6)など、今年に入って震度5弱以上の地震が23回起きています。
 昨年の8回と比較して頻度が高くなっています。
 
 これまで不可能と思われていた地震予測の常識を変えた研究が現在進行中です。
 
●電離層
 これは、地震発生1時間前にマグニチュード6以上の地震エリアを事前に特定し、天気予報のように事前に知らせることが出来る可能性のある研究です。
 
 研究者は京都大学大学院・梅野健教授。
 もともとは通信技術の研究をしていましたが、東日本大震災で携帯も繋がらない経験をし、研究の方向性を変えました。
 
 その方法は、衛星の電波の受信機を使って、上空300キロくらいの「電離層」の変化を見ます。
 
 非常に大きな地震に関しては1時間前に、電離層に異常が起きます。それは目に見えない「電子」が集まり電気を帯びたような状態の大気となり、電離層の高度が50キロくらい下がってくるという変化が急に起きます。
 
 梅野教授は2016年の熊本地震の電離層データを解析して、地震発生の30分~1時間前に熊本県エリアで高度が下がったことを突き止めました。
 梅野教授はこの仕組みを世界で初めて解明。同様の現象が2011年の東日本大震災や能登半島地震(解析中)でも起きたことを確認しています。
 
●事前退避
 この研究はインドネシアやフィリピンなどの地震多発国や国連からも注目され、日本政府もサポートを開始しました。
 
 今後、リアルタイム観測が実現すれば、1時間前の予測が可能になり、①事前に逃げる、②発電所の稼働停止、漁船の避難・固定など、「事前退避」という未来の防災の形も見えてきます。
 
 地震は止めることは出来ませんが、予知により、減災に繋がるなら画期的です。期待したいです。