源平咲き
昨日は朝から警報級の暴風雨。満開になった桜には、花散らしの雨になったでしょうか。
ですが、今日はよく晴れて気持ちの良いお天気になりました。暑くもなく、寒くもなく、風が心地よく、洗濯物もよく乾きます。
暖かくなって、花の種類も増えてきて、一番楽しい時期です。写真撮影が忙しい時期になりました。
先週、久し振りに母がお世話になっているホームを訪ねました。
4月に入り、人や物の移動が増えたせいか、電車もバスも混んでいました。
ホームの近くを流れる川沿いに大きな桜の木があるので、様子を見に行ったら、満開でした。ソメイヨシノとは種類が違うようですが、たくさんの花が降り注いでくるようで見事でした。
●三色
先週の日曜日、久し振りに晴れたので、楽しみにしていた源平咲きを見に行きました。
いつもの散歩コースからは少し離れているのですが、遠くからでもその一体が鮮やかなピンク色に染まっているのがわかります。
大きく広がった枝に紅色の花がたくさんついていました。その後ろには薄いピンク。こちらもかなりの花数です。さらにその奥には白い花も!
どれもくるんと丸まった花が色鮮やかです。
最初はそれぞれ独立した色違いの木が並んでいるのかと思いましたが、木の根元の名札には「源平桃」の表記。
二色の源平咲きは見たことがありますが、三色は初めてです。それぞれ鮮やかな色ですが、色違いで三本連なると、一層華やかです。
この辺りは花桃が多いのですが、とくにこの源平桃は遊歩道の「名所」になっているようで、日曜日はお天気に誘われて、大勢の人が見に来ていました。
●ガソリン価格
政府がガソリン補助金を5月以降も続けることを決めました。
ガソリン補助は2022年1月に始まり、今はガソリンスタンドなどでの店頭価格は全国平均で1リットル当たり175円程度に抑え込んでいます。
延長は7度目。今回は期限を切らず、「一定期間」続けるとの事です。
ガソリン補助は物価高に直面している消費者にとっては有り難いです。
ですが、一時的な「激変緩和」指定だったはずの政策を、効果も不透明なまま延長を続けることには、問題があります。
一つは脱炭素に逆行すること。
ロシアのウクライナ侵攻によるエネルギー危機に対し、各国も同様の措置を講じました。ですが、その後、省エネや再エネ導入などへの移行を進め、化石燃料からの脱却を図っています。
措置延長は、こうした世界の潮流から見ても、日本の脱炭素の取り組みが問われます。
●低所得者へ
もう一つは、不公平性です。
補助金は富有層や好調な企業も一律に恩恵を受けます。本来、補助金は生活や事業継続が苦しい人や企業を助けるためのものだったはずです。
日本のガソリン補助の予算額は、昨秋までに6.4兆円。
5月に終了する電気・ガスへの補助金を含めると、計10兆円に及びます。
効果の検証なしに続けるより、期限を切って出口に向かうべきです。低所得者や零細企業などへの支援を続けつつ、脱炭素対策に予算を回す方向に舵を切るべき時期にきています。