花曇りですが……

 

 

 

   4月に入って暖かくて良いお天気だったのは1日。今日は最高気温12度の花冷えです。
   一気に咲き出したかに思えたソメイヨシノの開花もペースダウン。今年はちょうど入学式の頃に満開を迎えそうです。晴れを期待したいですが……。
   
   散歩道の入り口には山桜でしょうか? 例年ソメイヨシノより後に開花する白っぽい色のサクラが咲き始めていました。落ち着いた色合いに風情を感じます。

 

 庭の春菊も最後の収穫です。今年も新鮮な野菜でごま和えや白和えなど、たくさん戴けて感謝です。

 

   

 

 

   
 

●色とりどり
   ボランティアの方が冬の間に仕込んでおいてくれたチューリップの球根があちこちで開花し始めています。

   最近は色もデザインも多様です。薔薇のような八重は華やかで、フリンジ咲きは一重でも見応えがあります。
   今年は菜の花の見頃とちょうど重なったので、一層春らしく賑やかでした。

 


 

   

●懸命に
   散歩道で通りがかる電柱の足元に白い花が見えます。
   何かと思って近づくとアヤメでした。
   白いアヤメは清楚ですが、気品があります。
   
   ここは駐車場の端っこで、土もほとんどない砂利のような所です。
   8月にはフヨウ、夏の終わりにはオシロイバナが咲きます。それぞれにこぼれ種や球根が地下で自分の出番を待ちながら、その時を待っているのでしょう。


   季節ごとに主役交代しながら、美しい花を咲かせています。植物はどんな場所でもその命を生きるために必死です。

 

   その懸命さを土筆にも感じます。
   まだ背丈は小さいですが、上に伸び上がろうとする勢いも伝わってきます。

 


 

     

 
●コンビニ
   わが国初のコンビニエンス・ストア、セブン・イレブンが誕生してから50年。
   
   当時はこんな狭い店で成り立つのかと思いましたが、時代の要請に合わせたサービスを次々に取り入れて、今や私たちの生活には欠かせない存在になっています。
   
   モノの販売だけでなく、公共料金の支払いや宅急便の受け付け、コピー、コンサートのチケット購入など、銀行や公共機関の窓口替わりとなり、ますます利便性が向上しています。
   
●人手不足
   そのコンビニも大量出店が難しい時代になっています。
   
   コンビニの2023年の売上げは11兆円超。前年比4.3%増と一見すると好調のようです。
   ですが、店舗数は先月段階で5万5657店。前年同期比0.3%でした。
   
   とくに顕著な減少傾向を示しているのがファミリーマートです。
   同社では採算の悪い店を閉鎖し、既存店を好立地に移す手法で
   「ただ数を追うのではなく、質を伴った出店を強化する」方針です。
   
   最大手のセブン・イレブン・ジャパンも10年前の1000店ペースから、今は100店あまりと抑え気味です。
   
   こうした背景には、高齢化と人手不足があります。
   
   そのため、地方では収益が見込めず、新規出店が進まなくなっています。
   従来型の店舗を大量出店する時代は終焉し、各社は新しいコンビニ像を構築する必要に迫られています。
   
   具体的には食堂や休憩室の一角を利用したコンパクト店で、客がスマホ決済して省人化を図る仕組みの導入です。
   また、ローソンとKDDIが連携して、リモート接客や防災拠点など、新サービスの開発を計画しています。

 さらに、地震や自然災害時の避難所としての活用も始まっています。
   
   常に時代の変化を先取りしていくコンビニは、これからも私たちにとって身近で不可欠な存在であり続けるでしょう。