小さな花たち(2)
今日は雨からのスタート。
今週はお天気があまり良くないようです。
3月に入ってから、春が足踏みしています。
昨年、この時期にはソメイヨシノやシダレザクラが開花していましたが、今年はまだ蕾のほころびが見られません。
木に咲く花ではコブシ。少し散り始めましたが、今年も咲いてくれて感謝です。
●ハナニラ
お天気が悪いなかでも、足元の花たちは元気です。
ハナニラは遊歩道や公園の周りなど、少しの隙間を埋めるように咲いています。小さいですが、ブルーがかった花がなかなかきれいです。
芝桜が咲いて、白とピンクのきれいな花畑になる時が楽しみです。
●スノーフレーク
スズランのような花をつけるスノーフレークは可憐で清楚です。繁殖力が強く、日当たりがあまり良くない場所や土が悪い所でも、逞しく咲いています。
●ヒマラヤユキノシタ
濃いピンク色の花です。
その名前の通り、寒さに強いのか、2月中旬くらいから咲き始めました。花持ちが良く、1ヶ月以上たった今でも、鮮やかな色で咲き続けています。
我が家でも、昔、育てていましたが、あまり手入れしなくても、時期になると咲いてくれる有り難い花でした。
●和食レストラン
コロナ禍以降、訪日外国人が増えていますが、その大きな目的(楽しみ?)のひとつに日本のグルメがあります。
背景には、①SNS、②盛んな海外との往来、③和食レストランの海外進出があります。
農林水産省の調べによると、「日本食レストラン」として扱われている店舗は、前回調査時(2021年)から約2割増の18万7千店です。
とくにアジアは約2万店と最多で、コロナ禍後の規制解除、日本食人気の高まり、チェーン展開する企業の進出などにより、約2割の増加となりました。
海外の目抜き通りに和食の店が映っている場面を見る事も多くなってきました。
●裏方
その海外進出する店を支えるため、存在感を増しているのが、日本食材の卸業者です。
そのひとつが業界最大手のキッコーマン。
米国をはじめ23ヶ国65カ所に卸売の事業拠点を持っています。
海外食品卸の売上高は約3430億円(2023年3月期)で、グループの収益を支える柱のひとつになっています。この10年で売上げは3.6倍に増えました。
当初は寿司や天ぷらなどに限られていましたが、日本食の多様性が知られ、小さなブームを起こすまでになっています。
酒類の大手・宝酒造の海外販売を手がける西本ウィズメタックも米国に20拠点を構えています。
20世紀初等から日系移民向けにコメや缶詰を卸してきました。現在は現地のニーズや食品規制に合わせたプライベート・ブランドを開発し、日系スーパーだけでなく、小売店にも販路を拡げています。
●日本食を世界へ
2013年「和食」がユネスコの無形文化遺産に登録されてから10年。
世界の人たちに和食の美味しさと魅力を知ってもらえる機会が増えたことは、日本人として誇らしい気持ちになります。
今後、舌の超えたグルメの人たちだけでなく、多くの人たちにも気軽に和食を味わえるような取り組みが拡大することを期待します。