桜満開

 

 

 

   日中は比較的暖かな日が続いていますが、朝晩はまだ冷え込むので、ストーブの片づけもまだ出来ないようです。
   
   ミニトマトの「アイコ」の種を蒔きました。
   うまく発芽してくれるのか心配しましたが、発芽率100%! 目標の10株になり、一安心です。室内なので、まだひょろひょろですが、発芽さえしてくれれば、大きくなってくれると期待しています。

 

   
 

●笑顔に
   先週末、早咲きの桜が満開を迎えました。たくさんの濃いピンクの花が降り注ぐようです。
   
   撮影していると、広場で遊んでいた子どもが弾けるような笑顔で近づいてきて
「写真撮ってるの?」
   桜はみんなを笑顔にしてくれるようです。

 

   


   遊歩道の桜も満開です。
   桜の木の後ろには、この辺りには珍しく畑があります。そのせいか、どこか懐かしい田舎の風景を見るようです。
   
   ここでも自転車に乗った子どもが
「早く、早く、おいでよ! きれいだよ!」
   お母さんと兄弟を呼んでいます。
   
   やはり桜を見ると、大人も子どももみんな心が踊りますね。

 

   
 

●解明されず
   先週末、衆議院の政治倫理審査会が開催されましたが、多額の裏金作りを、誰がいつ、何の目的で始めて、なぜ継続し、何に使ったか、実態解明にはほど遠い答弁で、真相は明らかにされずに終わりました。
   
   政治倫理審査会は議員が疑惑を払拭し、国民の理解を得るための機会です。その貴重な場で、納得のいく説明がされなかったことは、国民の政治不信をさらに深める結果になりました。
   
●パキスタン
   こうした疑惑がたびたび起こる背景には、それを許してきた政治風土、看過してきた国民にも責任はあります。
   
   先月、パキスタンで総選挙が行われました。
   カーン元首相率いる最大野党が最多議席を獲得。
   一方、与党も第三党との連立をめざすことを発表。
   与野党ともに「勝利宣言」するという異例の事態になりました。
   
   政治状況は混迷を深めていますが、そんななか、最大野党は自分たちの議席が不当に減らされたと主張し、支持者が抗議。
   
   さらに市民からもカーン氏率いる党が投票用紙に記載されといないと抗議の声が上がりました。
   
   パキスタンの選挙制度には不備な点も多いですが、不正選挙に対して市民が激しい怒りの声を上げ、大規模デモにまで発展しました。
   そこには真っ当な選挙を行って欲しいというパキスタン国民の必死の訴えがありました。
   
●制度はあれど
   日本は選挙制度のシステムは整備されていますが、その内実はどうなのでしょうか?
「仏作って魂入れず」になっていないか?

   もちろん、政治不信を招くような今の政治のあり方は問題です。
   
   ですが、私たち自身が持っている権利、一票の重さを放棄してしまえば、政治はさらに民意とはかけ離れたものになってしまいます。
   
   その国の政治のレベルは国民のレベルを示すと言います。
   
   国民はいい加減な政治家は許さないという意志をもって、大切な一票を投じる。
   一方、政治家も国民に選ばれた責任と重みを再認識し、政治の信頼を取り戻す。
   国民と政治家、双方がその責任を果たすことで、互いの信頼を醸成し、国の政治をより良いものにしていく。
   今回の裏金事件とその経緯をみながら、その重要性をあらためて感じました。