源平咲き
雨降りの三連休が続きましたが、ようやく今日は朝から太陽が顔を出してくれました。
風が少し強いですが、それでも真冬のような気温から、春の暖かさが感じられるようになり、少しほっとしています。
殺風景だった遊歩道にも花の種類が少しずつ増えてきて、嬉しい限りです。
ハクモクレンの白い花が固いコートを脱いで、顔を出し始めました。寒い冬をじっと耐えて咲いた花に、春の訪れを感じます。
●晴れ間に
三連休の晴れ間に、楽しみにしていた梅を見に行きました。
とても小さな花ですが、濃いピンクと淡いピンクの二つの色が1本の木に混ざり合って咲いています。源平咲きです。
天気が良く、開き具合もちょうど見頃で、今年もタイミングを合わせて咲いてくれたようで感謝です。
近くの子どもセンターのフェンス沿いに、菜の花が咲いていました。あいにく曇り空でしたが、黄色い花は目を引きます。この辺りは住宅街なので、一面の菜の花は望めませんが、春らしさを感じる花です。
●ホームドア
駅の乗降口付近に設置されたホームドア。
2月20日、都営地下鉄の全106駅で設置が完了しました。
車両の改修には多額の費用がかかりますが、当初予定のわずか0.1%。99.9%のコスト削減が出来ました。
従来は、駅とホームの両方にセンサーをつけ、ドアとホームドアの開閉を行っていましたが、この方法による改修費用は20億円。
それをもっと安価で、早く工事を行うために開発されたのが、2次元コードです(商品パッケージなどでお馴染みのQRコード)。
車両にカメラの取り付けを行う工事が要らなくなり、2次元コードのシールを電車の窓に張り付けるだけで済みます。
ホーム上部に設置されたカメラで2次元コードを読み取って、電車のドアの開閉を行います。シールは早く読み取りができ、汚れにも強い点がメリットです。
その結果、改修費用は約270万円と、従来の約740分の1で出来ました。
●転落事故
これは、長きにわたる視覚障害者からの強い要望に基づいて実現しました。
都内のホームからの転落事故は令和4年度で60件。
視覚障害者からは
「駅ホームは欄干のない橋を行くようなもの」との指摘がありました。
一方、5月に開催されるパラ陸上に合わせて、神戸の市営地下鉄でも会場周辺のバリアフリーを図るために、スロープやホームドアの設置を進めています。
転落事故が10件。なかには死亡事故も含まれているので、今後他の路線も含めて、出来るだけ早く設置を進めるために、2次元コードの活用も検討しているそうです。
●新宿、渋谷
国土交通省は目標を決めて、ホームドアの整備を進めています。
とくに1日の利用者が10万人以上の駅では、目標の半数以下の47%にとどまっています。
このなかにはJR新宿駅や渋谷駅も含まれています。
理由は、①電車の本数が多く作業時間が取れない、②駅の構造がホームドアの重さに耐えられないなどです。
今後は、2次元コードの利用や軽量化を促進して、障害者のためだけでなく、普通の人たちも今まで以上に、安心・安全に駅を利用できるようにしてもらいたいと思います。