雨の日の散歩

 

 

 

   今週は雨降りの日が続きました。
   3日前のぽかぽか陽気から、急速に気温が下がり、真冬に戻ったかのようです。
   昨日、今日の朝散歩の時間は風も強く、久し振りに手袋が必要なくらいの寒さでした。
   
   せっかく咲いた春の花たちも雨に打たれて少し震えているようでした。
   先週、蕾が綻んできた椿は咲き進み、だいぶ開花してきました。その花にも冷たい雨が降り注ぎますが、それでも逞しく力強く咲いている姿に元気をもらいます。

 

   
 

●水も滴る……
   早咲きの桜が満開近くなってきたので、楽しみにしていましたが、あいにくの雨。
   ですが、雨粒をのせた濃いピンクの花は、しっとりとして風情を感じます。
   
   晴れた日には、子どもたちが遊んでいたり、団地に住む方たちが、桜の元でおしゃべりをしていたりするのですが、今日は他に誰もいなくてとても静かです。
   その分、独り占めで、存分に花見が出来ました。雨の日の散歩は、気が進まない時もありますが、桜を観たら、いっぺんに心が晴れました。

 


 

 まだ蕾もたくさんあります !


●子育て支援
   政府が進める子育て政策の財源の一つとして、医療保険料と一緒に徴収する「子ども・子育て支援金」の概要が16日閣議決定されました。
   
   2026年度から段階的に導入し、2028年度で年1兆円を見込んでいます。
   試算では、加入者1人当たり月平均500円になるとの事です。
   
   ですが、これにはいくつかの問題があります。
   
●不公平性
   現在の政府案では、支援金負担は均等割りではありません。
   加入する保険の種類やその人の所得によって、負担に差が生じます。
   
   高齢者の負担は比較的抑えられている一方で、現役世代の負担が多いことが懸念されます。子育て支援といいながら、その子育ての最中にある人たちの負担が大きいのは理解が得られるのでしょうか。
   
   また、賃上げを迫られる中小企業にとって、保険料の徴収は負担になります。結果として、非正規雇用を増やし、現役世代の可処分所得が減ることになりかねません。
   
   負担の基本的な仕組みに関する説明が不十分で、わかりにくい点も指摘されています。
   全世代が能力に応じて費用を分担する制度になっているのか、じっくり議論してもらいたいところです。
   
●新しい政策を
   全国民が加入する医療保険からの徴収は、確かに広く負担を求めやすい方法です。
   
   少子化対策はもちろん大切ですが、その財源として保険料から徴収するのは筋が違うと思います。
   医療保険料はそもそも将来病気になったり、怪我をしたりした時のための保険です。備えです。その蓄えから、子育てのためのお金を負担するのは、「目的外使用」に他なりません。
   
   少子化対策として必要というなら、岸田首相は明確に国民が納得できるような十分な説明をした上で、そのために
「増税をお願いしたい」と正面から国民に問うべきではないでしょうか。
   
   少子高齢化の課題解決に、それなりの税源は必要です。その事は国民も理解しているはずです。
   岸田首相は新しい政策を始めるには新しい負担が必要だという事を真摯に訴える。それが政治の責任だと思います。