三寒四温
今週は曇り空からのスタートです。
天気予報をみると、日替わりで気温が大きく変化しそうです。さすがに真冬の寒さにはならないと思いますが、まだ冬服も必要とか……。
本格的な春を迎えるまで、三寒四温の日が続きそうです。
ブロッコリーの側花蕾がたくさん収穫できました。大きな葉の陰になってわからなかったのですが、採ってみたらボール一杯になり、びっくり! 柔らかくて、美味しいです。朝昼晩と戴いています。
●水仙
庭に日本水仙がたくさん咲いていたお宅に、黄色い水仙が咲いていました。
日本水仙は冬の寒さのなかで燐として咲く美しさがありますが、黄色は暖かな温もりを感じます。
遊歩道ではラッパ水仙ような可愛いものも咲いていました。
水仙の種類は1万種類くらいあるそうです。
散歩の時に、また違う種類も出会えるのか楽しみです。
●サーモントラウト
人口増加や先進国でのヘルシー志向の高まりなどによって、世界で魚の人気が高まっています。
世界全体の魚介類の消費量は、この半世紀で倍増しましたが、天然魚の漁獲量はほぼ横ばいです。
そんな状況で需要の伸びを支えているのが陸上養殖です。
とくに注目されているのが、すしネタとしても人気のサーモントラウト。
2013年設立のFRBジャパンでは木更津ブランド「おかそだち」の製品化に成功。
微生物の力を使った独自の水処理技術を生かした閉鎖循環式で、卵から育てます。育てるプールの水は循環させて使うため、海や川への排水がなく、水質管理がしやすく、抗生物質なども必要がありません。
適温は18度以下。
最大のコストは電気代ですが、夏場に30度以上にもなる外の海水を使用しないため、冷却コストもかからず、通年で生産できるそうです。
現在、年間30トンを生産。関東を中心としてスーパーや回転ずしなどの飲食店で販売しています。
三井物産などの出資を受け、採算が取れる年間500トンを目指して、新プラントを建設中です。
●環境にやさしい
陸上養殖は、場所があれば、どこでも生産できます。
消費地の近くであれば、輸送による二酸化炭素排出量の削減や運転手の長時間労働対策にもつながる可能性があります。
現在、三菱商事は食品加工会社と合弁会社を作ってプラントを建設中です。他にも多くの企業が参入を予定しています。
関心が高い背景には、二大産地のノルウェーやチリは海面養殖の適地が限られ、供給が追いつかない状況があります。
ただ、課題は価格です。
稚魚から出荷サイズとなるまで約2年かかるので、どうしてもコストがかかります。
消費者の声でも、価格の高さを指摘する声がかなりありました。
今後、コストを抑えながら、出荷量をどう増やすかがポイントです。
●ブリ
海の資源には限りがあるので、養殖は増えていくでしょう。
スーパーでおなじみのブリは、今や漁獲量では養殖ものの方が多くなっています。
我が家も週1回、ブリの照り焼きが定番ですが、脂のノリや価格面で遜色ないので、養殖を愛用しています。
マグロも近畿大学が2002年、世界で初めて養殖に成功しました。
今後、日本の食卓には「海を知らない」魚が登場する機会が増えるかもしれません。