春に向かって

 

 

 

   大雪の日から4日。
   すっぽり雪をかぶった畑の野菜が心配でしたが、ブロッコリーも春菊も雪の影響は全くなく、みんな元気でした。冬の野菜はやはり逞しいです。
   
   降雪後は、日に日に気温が上がってきました。
   それでも、朝散歩に出る時間はまだ風が冷たく、道路脇に僅かに残った雪を見ると、時々寒さも感じます。
   ですが、もう寒さの底は過ぎたようです。春が待ち遠しいです。
   
   雪の後でしたが、カンザキアヤメがまだ咲いていました。
   上品な薄紫の小さな花が健気です。今年は、暖かさのおかげか、例年より長く咲いてくれました。

 

   
 

●紅梅も……
   梅は清楚な白梅もいいですが、可愛らしい紅梅がそろそろと思い、探しながら歩いていると、枝振りの良い梅が咲いているお宅がありました。
   道路の奥なので、いつもは気付かずに通りすぎていたようです。
   花の数が多くて、ボリュームがあり、きれいでした。枝先にはまだ蕾もあるようなので、満開が楽しみです。
   
   別のお宅の紅梅には、花の香りに誘われて、メジロが来ていました。動き回る瞬間を、何とか一枚撮影しましたが、わかりずらいですね。
   
   いつもの遊歩道には、膝丈くらいの小さな紅梅がちょうど見頃でした。雪のあとでしたが、雪の反射と太陽の光を浴びて、輝くようでした。
   今年も、いろいろな梅に出会えて満喫しました。

 


 

  

 
 

●政治資金-日米の違い
   政治とカネの問題が議論になっています。
   カネの流れが全く見えず、結局何にいくら使ったのか、不透明なままです。
   
   米国でも、テレビ広告も含め莫大な資金が投入され、政治にはお金がかかります。
   最も多くの資金を支出した候補者が90%以上勝利と言われるほど、選挙での勝利には「金」が決定的な要因になっています。
   
   ですが、米国では資金がほとんど透明化されています。
   
   政治家個人などは、3ヶ月ごと、または毎月FEC(連邦選挙委員会)に報告することを義務づけ。しかも、FECは48時間以内に公開し、年間約9万6000件の収支報告書を電子化し、情報公開を推進しています(2007年時点)。
   
   一方、日本では収支報告書のオンライン提出はわずか5.7%(2022年)。大半が紙の書類なので、データ化されておらず、検索も出来ません。
   
   国民には、インボイス制度など、細かい収支まで含めてデジタル化を推奨しながら、政治家の収支については、不透明なままです。
   
   政治資金規制法は、まだ抜け穴だらけですが、少なくとも、現在の報告の範囲についてだけでも、金の流れを明確にし、透明化する必要があります。早急な対策を望みます。
   
●監査制度
   また、第三者のチェックとしての監査制度も違います。
   
   日本は収支報告書について、登録政治資金監査人による監査を義務づけていますが、いわゆる書類の外形的チェックだけで、中身は見ていないそうです。点検は支出のみで、収入は見ていません。
   
   一方、米国では前述のFECにより収支報告の公開や議員への質問、現地調査まで実施。一定の金額以上で「故意の」刑事罰に関しては司法に委ねます。
   
   日米では政治制度が違いますし、その歴史的背景も異なるので、全て米国通りとはいかないでしょう。
   
   ですが、「政治にお金がかかる」というなら、その理由を国民が納得するように全て明らかにするのが政治家の義務だと思います。
   そうでなければ、国民の政治不信はますます強まるばかりです。