芽吹き

 

 

 

   先週の土日は雪予報も出ていましたが、雪ではなく雨でした。その雨もぱらぱらと降った程度でしたが、それでも畑の野菜にとっては、良いお湿りとなりました。
   ですが、ずっと乾燥状態が続いているので、空気全体を潤すまでにはなりませんでした。
   今日も、雲は多めですが、良いお天気です。
   
   殺風景な遊歩道にも少しずつ春の気配を感じるようになり、その変化を日々楽しみながら歩いています。
   
●春を待つ
   すっかり葉を落とし、枯れ木同然になっていた木々にも、芽吹きの時がやってきました。
   
   一番目につくのが、ハクモクレンです。厚いビロードのコートをまとい、開花の準備をしています。春にきれいな花を咲かせるために、今は芽のなかでたくさんエネルギーを貯め込んでいるのでしょう。
   
   桜の枝も、よくみると、小さな蕾のようなものがついています。心なしか淡いピンク色にも見えます。今年は開花が早いかもしれません。これから、少しずつ膨らんでいく蕾を楽しみにしたいと思います。
   
   他にも、枯れ枝にしか見えない木も、よく見ると、芽吹きが始まっています。

 


 

   
 

●春が来た
   一方、年明け以降の暖かさで、梅が開花し始めました。
   遊歩道沿いのお宅に、小さなピンク色の梅が咲き始めていました。
   まだ、寒い日が続きますが、それでも一歩ずつ春に近づいている事を感じ、気持ちが明るくなりました。

 

   
 

●子どもの読書時間
   最近の子どもは本をあまり読まないのではないか、と思っていましたが、意外な結果でした。
   
   1ヶ月の平均読書冊数を調べた学校読書調査。
   1993~95年と比較すると、高校生は1.9冊でほぼ横ばいでしたが、中学生は1冊から5.5冊に増えています。
   さらに驚くのは、小学生(4~6年生)は5.4冊から12.6冊と大幅に増えていました。
   
   子どもが本を読む機会が増えている理由として、
   
①自治体が子ども一人ひとりにタブレットを配布するようになり、電子書籍へのハードルが下がったこと。
②古典的な名作や伝記からエンタメ重視になり、人気マンガを小説化したり、マンガの追加のエピソードを小説化したりする傾向にあること。

   従来の古典文学中心の読書からすると、随分様変わりしています。
   時代が変われば、中身も読む方法も変わってくるは当然です。
   
●デジタル時代
   さらにSNSを通じて小説を発表したり、それを読む若者が増えていて、かなり人気がある作品もあるようです。
   
   電子書籍は老眼の高齢者にとっても、文字を拡大できるので、いいと思いますが、私はやはり紙がいいです。
   
   相方が読書の効用として、「本を読む事は、二次体験につながる」と言っていた言葉を思い出します。
   
   どんな方法であれ、子どもたちや若者が本に触れる機会が増えることはいいと思います。
   
   たくさんの本に出会い、たくさんの気づきや感動を味わって欲しいと思います。
   その中に、これからの人生の道標や支えになる言葉があり、それはきっと人生を豊かにしてくれる事でしょう。