初 雪

 

 

 

   先週土曜日は、夕方から急激に気温が下がり、雨がぱらつきだすとともに、雷も鳴り始めました。すると、雨が雪に変わり、風も強くなって、窓に白いものがたたきつけてきます。
   
   これは関東もついに初雪か! と覚悟しましたが、30分くらいで雨に変わり1時間後には、その雨もすっかり止んでいました。地面に積もることもなく、たいした事にならず、胸をなでおろしました。
   
   ですが、翌朝、カーテンを開けると、山はところどころ白くなっています。やはり、「初雪」でした。
   
   その山を眺めながら、散歩に出ましたが、とても北風が強くて、いつもより寒さを感じました。手袋と帽子で防寒しましたが、遊歩道の土は凍って、足元から寒さが伝わってくるようでした。

 

   
 

●寒そう~
   そんなガチガチに凍った地面に、真っ赤な薔薇が咲いていました。
   たった1輪だけ。葉っぱもほとんど落ちて、花だけが、強い風に煽られるように、ゆらゆら揺れて、何だか寒そうです。
   もう少し頑張って欲しいけれど、どうでしょうか。
   
   ほかにも、菊がまだきれいです。先日ピンポンマムを見掛けたお宅で、鮮やかな色のスプレー菊が咲いていました。寒さのなかで、健気に咲く花たちに元気をもらいます。

 


   


 

●やはり車は
   高齢者には運転免許の自主返納が促され、若者の「車離れ」が指摘されています。
   でも、住んでいる地域によって、とくに高齢者にとっては大事な移動手段です。
   
   新聞の読者アンケートで、車を持っているかの問いに
   「はい」は7割超。
   
   目的の第1位は「買い物」。利点のトップも「重い荷物も運べる」と、暮らしに欠かせない「足」になっている事がわかります。
   
   免許取得から47年の女性(66歳)は、
「若い時はドライブや旅行など、自分の楽しみが中心だったが、今は通院や親の介護が多い」

   高齢者からは切実な訴えが上がっています。
   難病の義母を週1回送迎する男性(78歳)は
「足元が不安定なので、公共交通機関では危なく、時間もかかる。治療時間が長いので、途中で帰宅する上で必須」
   
●高齢者でも
   回答した読者で「80歳以上」は全体の1割。
   このうち、「自分で運転する」は半数近くに達し、最高齢は93歳の男性。
   
   80歳の女性は、①夜は運転しない、②高速道路を使わない、③他人を乗せない、④通学時間帯を避けるなどの約束事を守って運転しているといいます。
   
   一方、80歳以上で「車を持っていない」は全体の約5%。そのうち、「免許を返納した」のは6割。
   
   大半は高齢者の事故防止の観点から、納得済みですが、
「家族の反対もあって80歳で手放したが、人生が終わったようで寂しい」とか、再交付制度があればと思うなど、後悔している人もいます。
   
●視野を広げる
   一方、運転で視野が広がったという方もいます。
   
   75歳の女性は、40歳過ぎ、夫の反対を逆らって免許取得。ですが、そのおかげで
「行動半径も交際範囲も格段に広がった。最近閉じこもるお年寄りを見掛けるたびに重要な問題だと思う」

   また、まもなく90歳になる女性は、今まで後部座席が不満だったが、最近は助手席に乗り込み、ご満悦。都内の道に詳しく、「婆ナビ」と称して、案内してくれるようになったという。
   
   高齢者ドライバーによる事故が問題となっていますが、地域により、人により事情は違います。
   ですが、重要なのは、日常生活で不便がないような環境整備と事故防止のための運転技術のチェックを行って、安全に暮らせることだと思います。