師走の散歩道
今日は最高気温13度。よく晴れて風がなかったので、暖かでした。歩いている途中でマフラーをはずすくらい、暖かかったです。
木々の葉はだいぶ散って淋しくなりましたが、その分、澄みきった冬空が一段と眩しく感じます。
週末に久し振りに駅周辺に行きましたが、車も人もいつもより多くて、やはり年の瀬が近いと感じるような賑わいでした。
ご近所では窓拭きや車を洗う人を見掛けます。早いもので、今年もあと1週間あまりとなりました。
●季節はずれの?
秋の花もそろそろ終わりかけていますが、そんななかで、まだ頑張って咲いているコスモスを見つけました。
盛りの時に比べると、少し弱々しい感じもしますが、きれいなピンク色の花に出会えたのは、驚きでした。
遊歩道では薔薇も咲いています。白い薔薇は、咲き始めてから1ヶ月くらい経ちますが、きれいな状態で、今日も咲いていました。
オレンジの薔薇は、フェンスに三色の薔薇を育てているお宅のです。春と違って、花数は少ないですが、この時期でもいい香りを放っています。
今年は冬が暖かかったので、薔薇も長く咲いてくれたようです。花の少ない時期に、こうして楽しめるのは有り難いです。
●年取り魚
我が家では、父が「年取りだ」と言って、大晦日の夕食は必ず鮭でした。
今は満年齢が主流ですが、父が幼い時は数え年が一般的だったと思います。年が替わるとひとつ年が増える。
小さい頃の私には理由はよくわかりませんでしたが、年末近くになると、母とデパートに食材を買いにいき、いつもより少し上等な鮭の切り身を買ってきました。
種類は脂がのって美味しいという「時鮭」。
子ども心に、「なんで大晦日に鮭なんだ」とあまり嬉しくはありませんでしたが、父にとってはそれが年を越す大事な行事のひとつだったのだと思います。
先日、新聞のアンケートで、東日本はサケ、西日本はブリというのを初めて知りました。
大阪出身の女性は
「千葉に来て正月用にブリを買いに行ってもあまり売っていないのでとてもショックでした」
逆に東京出身で兵庫生まれの男性と結婚した女性は
「初めて正月にブリを食べる習慣を知りました。海が近いので、新鮮で美味しく感激しました」
ちなみに、サケ派と答えた人の出身地は、第1位東京都など、東日本の地域が多い。
一方で、ブリ派の出身地は、第1位大阪府ですが、第2位は東京都で、首都には全国の食文化が集まっていると感じます。
●今年は?
ですが、今年は北海道でサケの漁獲高が減り、ブリが取れているため、北海道の男性は
「サケはさまざまな料理で食べてきたが、ブリを食べる機会は少なかった。北海道人はブリをどう食べるかについて苦慮している。時代は変わったものだ」
海の異変が、食文化にも影響を与えているようです。
我が家ではお雑煮にも鮭を使います。
切り身を買う時に、切り落としも買ってきて、大根、人参、ごぼう、こんにゃくなどと一緒に煮て、醤油味で戴きます。鮭から出汁が出て、美味しいスープになります。
サケ、ブリ、いずれも焼いたりに、煮たり、いろいろに使えて美味しい魚です。
みなさんのお宅では、大晦日に何を召し上がりますか。