12月らしく……

 

 

 

   最高気温が2桁の暖かな日が続いていましたが、今日から、本格的な寒さが始まったようです。
   朝は冷え込みました。晴れて、日射しはあるのですが、散歩に出た時、手袋をしてくれば良かったと思うくらい、指先まで冷たくなりました。
   
   途中立ち寄ったスーパーや八百屋は、いつもより人が多くて、年末の慌ただしさを感じさせるようでした。もう今年もあと2週間となりました。
   
●ドウダンツツジ
   例年、11月下旬くらいに、ドウダンツツジが紅葉してくるのですが、今年は猛暑の影響でしょうか、なかなか色づきません。
   遊歩道や近くの生け垣を見ても、鮮やかな発色がありません。
   
   隣の敷地の入り口に大きくてりっぱなものがあるのですが、12月に入ってようやくそれらしい色合いになりました。晴れた日に撮ったら、青空に映えて、きれいでした。
   
   団地の植え込みのドウダンツツジは、まだ背丈が小さいのですが、日射しが当たると、葉っぱがきらきらと輝くような美しさでした。
   イチョウやケヤキなど、木々の葉はだいぶ散っていますが、ドウダンツツジはもう少し楽しめそうです。

 

 

   
●山茶花
   山茶花もあちこちで花を咲かせています。
   
   この時期、椿もありますが、山茶花の方が開花が早いようです。白や赤、淡いピンクなど、いろいろな色がありますが、濃い緑の葉っぱとの対比がそれぞれにきれいです。
   
   団地のなかに、きれいに刈り込まれた山茶花があって、まるでクリスマスツリーのようでした。
   蕾もまだたくさんあるので、これからまだ見られそうです。

 


  

 
 

●賃上げ
   11月下旬、経済同友会の新浪剛史代表幹事と連合の芳野友子会長とが顔を合わせ、継続的な賃上げが必要との一致した見解を出しました。
   
「12月末には業績も見えるので、特に大手企業を中心に賃上げ表明して、モメンタム(勢い)を作ることが重要だ」と新浪氏。
   芳野氏も「賃上げの機運を広げていく」
   
   新浪氏が社長を務めるサントリーホールディングスは、来年の春闘で基本給を底上げするベースアップと定期昇給分の合計で7%程度の賃上げをめざすと表明。
   
   新浪氏は「物価上昇や人手不足が続くなか、社会全体として継続的な賃金上昇による経済の好循環を実現することが重要だ」
   
   他の業界でも、次々と賃上げが明らかになっています。
   家電量販店大手ビッグカメラ、ノジマなどのほか、住友生命保険などが、引き上げの方針を示しています。
   
   生活関連、エネルギーなど、あらゆるものの値段が上がり、生活に余裕がなくなっている状況で、賃上げは絶対に必要なことです。こうした企業の姿勢は、働く者にとって、少なくとも希望になります。
   
●労使交渉
   一方、連合は来年の春闘に向け、「5%以上」の賃上げ目標を正式決定。
   本来、こうした決定を踏まえて、今後、企業別労組が要求を出し、経営側が回答するというのが通常の流れです。
   
   ですが、労組側が要求額を決めていない段階での、大企業による賃上げ表明は、高い要求の土壌作りになりますが、「労組の存在感低下につながる」と危惧する声があります。
   
   労組は賃金だけでなく、働きやすい環境の整備、子育て・介護への支援、風通しが良い職場作りなど、働く側の多様な意見や要求を伝える重要な場です。
   
   労使交渉の場が形骸化して、こうした細かいニーズを伝える場がなくならないか、心配になります。労組の組合員も減少していると聞きます。

  かつて、経営者と労組が膝詰めで、賃金交渉に向き合った光景は、今や昔なのでしょうか。