秋晴れ
暑くもなく、寒くもなく、快適な秋晴れの日が続いています。
外を歩くとすがすがしい気分です。心なしか、散歩する人も増えているようです。
昨日あたりから、玄関を開けると、キンモクセイの香りが漂ってきます。良い香りに包まれての散歩は、秋になったことをしみじみと感じます。
いつも庭の手入れをしているおじさんと、久し振りに出会い
「気持ちがいいお天気ですね」。
腰や膝など、2回も手術されたそうですが、80歳の今でもお元気です。1日5~6千歩くらい歩いているそうです。
「長生きしても、元気で動けないとね」
同感です。
●季節はずれの?
夏の花もほぼ終盤になり、秋の花を探しに、いつものコースと違う道を歩いていたら、庭にハロウィーンの飾りつけをしているお宅がありました。
そのフェンス沿いに、紫色の朝顔が元気に咲いていました。蕾もあったので、まだまだ楽しめそうです。10月に入っても、こんなにたくさんの朝顔が見られるとは思いませんでした。
そして、隣のお宅には、真っ赤な薔薇が咲いていて、びっくりです。
秋薔薇は聞いたことがありますが、実際に、この時期にこんなりっぱな薔薇を見たのは初めてです。目にしみるような真紅の薔薇でした。
●物価高
最近の物価の値上がりは、止まる気配がありません。
10/1には、酒税改正で、第三のビールも値上がり。その他食料品も次々と値上げが発表されています。
食料品に対する消費者の行動は、2つの傾向があるそうです。
例えば、コーヒー。
昨年8月と比較して10%値上がりしていますが、販売数量は10%減少。
一方、食パン。
価格は7%上昇ですが、販売数量は3%減少に止まっています。
コーヒー・ジュースなどの嗜好品は落ち込みが激しく、主食商品はあまり減少していません。生活にどうしても必要なものは、買い控えが目立っていないのです。
これは消費者の生活防衛からすると、当然の結果です。
我が家でも、牛乳と玉子は必需品なので、高くても買っています。
コロナ前は、どちらも100円台だったのに、今は200円台で高止まり。
かつて、玉子はスーパーのチラシの目玉で、「お一人様1個」を目指して、相方と開店前から並んだりしましたが、今や昔です。
●節約
一方、物価高のため、消費者の節約志向が顕著になっています。
8月の食料への消費支出は、2.5%減(昨年同月比)。8ヶ月連続です。
また、スポーツや音楽などの習い事や、予備校や塾などの支出も、2割くらい減少しています。
「週2回通わせたいけど、支出を抑えるため週1回にしている」
など、親も悩みながら、やり繰りしています。
にもかかわらず、給与の伸びは物価上昇に追いついておらず、8月の実質賃金は昨年同月比で2.5%減(働く人1人あたり)。17ヶ月連続のマイナスです。
これでは、消費者のヒモは固いままです。
国も賃金アップを後押ししているようですが、企業がもう少し積極的に賃上げに取り組まないと、消費者の購買行動に変化はないでしょう。
我が家のように年金生活者は増えることはないので、これからも節約に努めるしかありませんが……。