百日紅

 

 

 

   今朝は雲が多い空でした。
   それなら、少しは涼しいだろうと期待して出掛けましたが、雲間から時々顔を見せる太陽の陽射しが強く、眩しくて、やはりとても暑かったです。
   
   子供たちが、セミ取りをしていました。カゴには油蝉がたくさん。夏休みも、あと10日と残り少なくなりました。
   
   連続猛暑日の一週間が始まります。夕立を期待したいですが、傘マークはありません。ひと雨あれば、だいぶ違うのですが……。
   
●色とりどり
   木に咲く花で、今一番元気なのは百日紅です。
   大きくてりっぱな木や、背丈くらいの小ぶりの木まで、いろいろですが、小さな花がたくさん咲いています。
   
   よく見掛けるのはピンクですが、通り掛かりのお宅に藤色がかった百日紅がありました。淡い色合いが素敵です。
   
   白はあまり見掛けることがありませんが、遊歩道に1本だけあります。開花する時期が、他のものより遅めでしたが、青空に真っ白い花が映えます。白は涼しさを感じます。
   
   赤に近い燃えるような濃いピンクの百日紅。太陽の光でさらにその色が際立ち、鮮やかです。まるで南国の花のようです。

 


 

   


 

●NPT
   8月11日、NPT(核拡散防止条約)の第1回準備委員会が閉幕しましたが、2015年、2022年に引き続き、今回も最終文書の採択が出来ませんでした。
   
   NPTは核兵器保有を認める保有国以外への拡散を防止する条約で、1970年に発行。日本は批准していません。
   
   会議は、これまでも核保有国と非保有国との対立がありましたが、 今回はさらに核保有国同士の対立(ロシア・中国 vs 米国・イギリス・フランス)が加わり、11月開催予定の会議で、最終文書採択が厳しい状況になっています。
   
●日本の役割
   日本が批准していない条約がもう一つあります。
   核兵器禁止条約。
   2017年に発行し、2022年に50ヶ国以上の批准を経て、発効に至りました。
   
   唯一の被爆国である日本がなぜ、批准しないのか、各国から疑問や非難の声が上がるなか、日本政府は「核保有国と非保有国の橋渡し」をするという名目で、批准への姿勢は全く示していません。
   
   8月6日、広島を訪問した岸田総理は被爆者代表から、強く批准を求められましたが、前向きな返答はありませんでした。
   
   岸田総理は、首相就任時、「核兵器のない世界」と言って、その実現に熱い思いがあるように語っていました。
   ですが、最近の岸田総理からその熱意を感じることはありません。
   
   日本を取り巻く安全保障環境が変わっているというなら、なおのこと、11月のNPT締結国会議には、オブザーバーとして参加し、ウクライナなどで広島や長崎の悲劇が繰り返されないよう、最終的に軍縮、核廃絶の方向に持っていく道筋を示す役割を果たして欲しいと思います。
   
   「核の傘」のもとにあっても、核廃絶に向けた議論に参加し、原爆の悲惨さを伝え続ける。それが、日本の責務だと思います。