酷暑の三連休
猛暑日が続いた三連休でした。
夕方散歩は、控えるしかありませんでした。
「海の日」は最近設定された休日なので、馴染みがなく、感覚的に三連休という気がしませんでした。
関東周辺では40度に迫る猛暑。
一方で、秋田中心に記録的な大雨で、冠水、浸水、川の氾濫などが起きています。被害に遇われた方々には、心よりお見舞い申し上げます。
長い梅雨と猛暑は、しばらく続きそうです。気をつけて、過ごしていきたいです。
●オニユリ
遊歩道で、今、一番目を引くのがオニユリです。
背丈は大きくて、目の高さか、ものによってはそれ以上あります。
1本にいくつも花がつきます。花の大きさは百合としては小ぶりですが、つやつやしたオレンジ色が輝いています。
可愛い花なのに、なんで「鬼」なんて名前がついたのでしょう。
橙赤の色で、外側に反った花びらが、赤鬼のようだから、との事ですが、とてもそんなふうには見えません。
激しい暑さのなかでも、元気に咲いていましたが、この猛暑で、少しぐったりしているのが、気になりました。
●宿根フロックス、キキョウ
散歩道から、少しはずれたお宅の庭に、ピンク色が見えます。
花の少ない時期に、何かしらと思って近づくと、宿根フロックスでした。
優しいピンクの花がこんもりとしています。今まで、遊歩道では見たことがなかった花なので、また新しい出会いに嬉しくなりました。
白いキキョウが咲いていました。
暑さのなか、白い花は、とても涼しさを感じさせてくれます。
●汚染水・海洋放出
政府は今夏にも東京電力福島第1原子力発電所で貯蔵する処理水の海洋放出を始めるとしています。
ですが、政府と東電は2015年、福島県漁連に対して「関係者の理解なしにいかなる処分(海洋放出)もしない」と文書で示しています。
理解を得たかどうかをどのように判断するのか、今もはっきりしていません。
●外堀を埋める
一方で、7月4日、国際原子力機関(IAEA)は、日本の計画について「IAEAの安全基準に合致している」とする安全審査の結果を公表。グロッシ事務局長は岸田首相に 包括的な報告書を提出。
さらに、7日、原子力規制委員会は、放出設備の安全性を評価する使用前検査について「合格」に相当する終了証を東電に交付。
政府は、「夏ごろの海洋放出をめざす方針だが、関係者の理解なしには放出しない」と言います。
ですが一方で、「この夏に放出する方針に変わりはない」と、矛盾するような言い回しです。
現段階では、漁業者の「理解」がある、とはとても言えないのに、放出しようとする姿勢は変えようとしません。
どんなに科学的に安全だと言われても、漁業関係者にとっては、この先何十年も放出が続くなかで、漁業が継続できるか、その保証はあるのか、風評被害なども含めて、懸念は消えません。
放出する処理水のトリチウムの濃度は、日本の安全基準の40分の1です。
ですが、「放出ありき」のまま、なし崩し的に手続きが進んでいるような気がして、何とも割り切れない思いがします。