シャクナゲ

 

 

   好天続きの先週は、乾燥と黄砂に悩まされましたが、土曜日にまとまった雨が降り、良いお湿りとなりました。
   畑のプランターは土がかさかさでしたが、たっぷりの水分で、ようやく一息です。
   人間も植物も、十分に潤いました。
   
   翌日、日曜日。
   朝から良いお天気になりましたが、雨上がりなので、湿気を含んだもわっとした空気で、蒸し暑いくらいでした。最高気温は26度まで上昇。
   
   むしむしとした夏の暑さです。外で遊ぶ子どもたちはもちろん半袖!
   午後には、入道雲のような雲が、もくもくと湧いて、空もすっかり夏でした。
   
   3週間前は、朝晩ストーブをたいていたのに、もうエアコンが必要な季節になりました。
   
   先日紹介させて戴いた御衣黄。花が色づいて、淡いグリーンから赤に染まっていました。だいぶ印象が違います。

 

   
 

●一気に
   例年、5月の連休頃が見頃だと思っていたシャクナゲ。3月下旬、もう蕾をつけているので驚きました。
   
   その後の暖かさで、一気に開花しました。
   
   開花はまだ先だと思って、カメラを持たずに出掛けた日。家の近くで淡いピンクが咲いていたので、慌ててカメラを取りにいきました。
   
   通りがかった人が
   「あら、きれいね。シャクヤク?」
   牡丹、芍薬、シャクナゲは、確かに似ています。
   
   団地には昇降階段ごとに、1株ずつあるので、開花すると、とても華やかになります。
   薄いピンクや白っぽいものなど、いろいろあるようですが、ここのシャクナゲは濃いピンクなので、鮮やかです。
   
   今朝の雨で、少ししょんぼりしていましたが、まだしばらく楽しめそうです。

 


 

   
 

●コデマリ、ドウダンツツジ
   白い花で、鮮やかな印象なのがコデマリです。
   ひとつひとつの花は小さいですが、太陽が当たると、白が輝いて、眩いくらいです。
   
   白といえば、ドウダンツツジに釣鐘形の小さな花が咲いています。秋の紅葉がきれいですが、この時期に咲く花も可愛いらしいです。

 


 

  
 

●人手不足解消?
   新型コロナウイルス感染症が落ち着いてきたため、各地の観光地に大勢の外国人が詰めかけています。
   
   訪日観光客(インバウンド)の数は、昨年10月頃から徐々に増加傾向にあります。4月上旬には、中国に対する水際対策も緩和され、さらなる回復が期待されています。
   
   ところが、受け入れるホテルや旅館は人手不足に悩まされています。
   
   コロナで削減した人手が戻らず、アルバイト募集してもなかなか集まらない。
   宿泊業の正社員不足数は、77.8%と深刻です。
   
   その人手不足を、うまく解消したのが新潟県湯沢町。
   インターネット経由で単発で仕事を請け負う「ギグワーカー」のマッチングアプリを開発。簡単にできるので、町の労働人口の2割以上が登録しています。
   
   例えば、定年退職したが、働きたい。でも、フルに働くのは無理があるという男性。
「隙間時間に出来るのがとてもいい。働きがいにつながって、生き甲斐になる」

   また、子育て中の主婦。
「自分が手の空いた時間を利用でき、短い時間で働けるので有り難い」

   短時間に集中して人が必要なホテル側の需要とうまくかみ合って、人手不足の切り札になっています。
   
   50歳、60歳代の女性が数多く登録しているこのアプリは、いわば「眠れる労働力」を掘り起こしています。
   町ではこのアプリを使って、人手不足解消につなげたいと、期待しています。
   
●抜本的な対策
   短時間でも働きたい意欲のある人と、人手不足を補うこの方法は、良いアイディアだと思います。
   
   ですが、少子化が進む日本では、今後とも宿泊業に限らず、慢性的な人手不足に陥るでしょう。
   
   人材確保のための待遇改善(賃金、柔軟な勤務時間など)を図るとともに、外国人労働者の雇用促進、(外国人が)安心して働ける環境整備など、本質的な解決策にも取り組む必要があると思います。