ピンポンマム

 

 

   今日は、暖かな1日で、マフラーが要らないような陽気でした。
   最高気温14度と、1月とは思えない気温です。そのせいか、晴れていますが、冬晴れのように、すっきりとした青空ではなく、少し霞んでいるようです。
   
   年末から年始にかけて、穏やかな天候が続いていますが、雨が全く降りません。
   先週末には、雨か雪の予報が出ていたので、一雨あるかと思ったのですが、一粒も降らず、好天でした。
   
   おかげで、空気はとても乾燥してきているので、植物や人間のためにも、ここらへんでお湿りが欲しいところです。
   公園の土もぽこぽこと乾いて、子どもたちが遊ぶと、土埃が舞っていました。
   
   木々の葉っぱもすっかり落ちて、ケヤキやサクラ、イチョウは枯れ枝になりました。
   それでも、水仙が咲き、白梅もちらほら咲き始めました。春の息吹を感じます。
   
●庭先で
   遊歩道で見る花の種類は少なくなって、淋しい感じですが、各ご家庭の庭で育てている鉢には、この時期でもきれいなキクが咲いていました。
   
   種類はわかりませんが、くるっとまん丸なキクで、可愛らしい感じです。ピンポンマムというものに似ているような気がしますが、よくわかりません。
   色は爽やかな薄いグリーンで、こんなキクもあるのかと、ちょっと驚きました。キクで、こんな上品な色合いのものは、見たことがないように思います。
   
   さらに、別のお宅では、少し濃いめのピンクのキクが、元気に咲いていました。
   
   野菊の大半が、枯れて、もう終わってしまいましたが、鉢で育てた園芸品種のもののなかには、寒さに強いものがあるようです。
   それぞれ、一枚、撮らせて戴きました。
   
   今年は、暖かなようですから、まだしばらくは楽しめそうです。
   花の少ない時期に、鮮やかな花に出会えるのは嬉しいです。

 


 

   
●賃上げ
   岸田総理は、年頭の記者会見で、賃上げ要請をしました。
「インフレ率を超える賃上げの実現をお願いしたい」

   今まで何度も指摘されてきたように、日本の実質賃金は30年間ほとんど横ばいです。今や、OECD(経済協力開発機構)38ヶ国のなかで、最下位です。
   
   昨年11月の段階で、実質賃金は3.8%の減少と、2014年以来の下げ幅となりました。これで、8カ月連続のマイナスです(厚生労働省、3万件対象の調査)。
   
   物価が比較的低く抑えられてきた時期は、それでも何とかやってこられたと思いますが、昨年あたりから、物価が急激に上昇し、消費者物価指数が3.7%(昨年11月)にまで上がって、家計を直撃するようになりました。
   
   今や、給料が上がらないことで、生活苦に直結する事態になっています。
   
●実現の可能性
   政府の賃上げ要請は、安倍政権時代から、何度も言われてきましたが、なかなか実現していません。
   賃上げは、各企業の判断によるものなので、政府が主導するのは難しいとは思いますが、今回はどうなるでしょう。
   
   大企業では、賃上げに対して前向きな姿勢を示し、具体的に3%とか5%という数値を示す経営者もいます。
   
   連合も春闘では大幅賃上げを要求として、5%程度を目指す構えです。これは、1995年以来28年ぶりの高水準だそうです。
   
●中小企業
   しかし、中小企業では、売り上げは上がっていても、原材料費が上がっているので、利益が出ていない。賃上げまでには踏み込めないという声が多いようです。
   
   ですが、日本経済を支えているのは中小企業です。
   企業の数でいうと、全体の99.7%、従業員数でいうと68.8%を中小企業が占めています。
   
   その中小企業が賃上げ出来ないと、日本の内需は回復しないし、結局のところ、日本経済が成長していくことはできません。
   
   もちろん、中小企業の経営者も、賃上げが必要という意識は強く持っています。賃上げをしないと、若い人たちが来ないので、最終的に企業の存続にかかわってきます。
   
   政府には、賃上げに積極的に取り組む企業への支援、若者雇用に対する促進策や、ベンチャー企業に対する支援制度の拡充など、出来ることを、もっと増やして、賃上げと雇用促進に努めて欲しいと思います。