今年もよろしくお願いします!

 

 

   2023年、新しい年が明けました。
   
   年末のクリスマス寒波のあとは、日本海側や北日本の雪の降り方も、一段落し、全国的に比較的穏やかなお正月になったようです。
   おかげで、今年は全国各地で、きれいな初日の出が拝めたようです。
   
   こちらも、元旦は、朝から快晴でした。最高気温13度、最低気温4度と、この時期としては、比較的暖かな年明けでした。
   
   お天気がいいのは何よりですが、乾燥がひどく、年末から数えると、もう10日以上雨が降っていません。さすがに、庭の野菜には水やりが必要でした。
   
   でも、全般的には大雪も嵐もなく、穏やかな正月を迎えたと思います。
   
●静かな
   この辺りは住宅街なので、もともと静かな所ですが、元旦も、今日も、出会う人は少なく、普段と比べても一段と静かでした。
   
   走る車もほとんどなく、「し~ん」と静まりかえっているような感じでした。
   いつもなら、往来する車の音や、行き交う自転車の音、ご近所同士での立ち話など、いろいろ音がするのですが、両日ともに、ほとんど「無音」の中を歩いているようでした。
   
   でも、みなさんお家の中でゆっくり過ごしていたのでしょうか?
   時々、通りがかったお宅のなかから、子どもの声が聞こえました。
   
   また、近くの駐車場(コインパーク)が、どこも満車でした。きっと、正月に帰省された方たちが、多かったのでしょう。
   
   家の中は、今年は相方がいないので、昨年にもまして静かな正月です。
   相方はおしゃべりではありませんが、基本的に話好きなので、何かしら、会話が行き交うのですが、今年は言葉を交わす相手がいないので、静かにゆっくりと過ごしています。
   
   長年、年末年始は、相方がお気に入りの濁り酒を用意し、刺身を買ってきて、一杯やりながら、
「今年も1年何とか乗り切ったな」と感慨深げに振り返り、
「そうだ、言っておきたいことがあるんだけど……」なんて、意味深なことを言い始めて、「何事かしら?」と、身構えていると、たいした話じゃなかったり。

   でも、そんなふうに、他愛もない会話をしながらの正月は、特別感はありませんが、1年無事に過ごせたという安堵感と、これからもマイペースでお互い頑張っていこうという、儀式のようなものでした。
   
   今年は、正月は何もしない予定でしたが、相方が淋しい思いをしているかもしれないので、献杯のつもりで、明日は、ワンカップのお酒でも開けて、知人と少し飲もうかと思います。
   
●人出
   行動制限のない3年ぶりの正月。
   ニュースを観ていると、各地の初詣客や繁華街の人出は、明らかに昨年より増えているようです。
   
   年末のアメ横の中継を見ていても、活気が戻っているようでした。
   お店の人は、お客が戻っていることを喜びつつ、
「財布のヒモは、例年より少し固いかな」と、売り上げ的には、どうなのか、物価高を反映しているようなコメントでした。

   全体としてはコロナ前の水準には及びませんが、各地の初売りはいずれも好調のようです。とくに、福袋は、相次ぐ食品値上げを受けて、食品関連のものを中心に揃えたところ、飛ぶように売れたとのことでした。
   
   コロナも3年目に入り、みなさん、一人一人が十分に気をつけながらも、以前のような正月を過ごしたいと、それぞれに工夫しながら、楽しんでいるようでした。
   
   感染はまだまだ収束したわけではありませんが、そろそろ「ウィズコロナ」の生活にも慣れてきたということでしょうか。
   
●コロナ
   発表される新型コロナウイルスの感染者数は、少し減少傾向にありますが、感染しても登録していない軽症の人が多いという話も聞くので、実態はわかりません。
   
   母がお世話になっているホームでは、年末に感染者が確認され、今は厳しい行動制限がかけられています。
   
   昨年も、月に2~3名の感染者が確認されましたが、今回は、減るどころか、毎日増えているそうです。
   外出禁止どころか、自分の部屋を出ることも禁じられ、食事も部屋でお弁当を食べる状況です。
   お風呂も現段階では入れないと言われ、とても不自由な生活を強いられています。
   
「毎日来るお弁当が、冷たくて美味しくないのよ」
「せめて、お風呂に入れるようになればいいんだけど……」
   などと、こぼしていた母でしたが、入居者だけでなく、スタッフにも感染者が出て、手が回らず、忙しそうにしているのを見て
   
「大変だけど、仕方ないわね。当分我慢するしかないわ」
   気丈な母らしく、苦笑しながら言っていました。
   心配ですが、母自身は、とても元気そうなのが、何よりです。
   
   こうした様子を聞くにつけ、発表される感染者は表面上は少なくなっているのかもしれませんが、高齢で、弱い人のところに、集中的に広がっているのではないかと、懸念されます。
   
   2023年はどんな年になるのでしょうか?
   少しでも明るい希望が持てるニュースが聞けるといいなと思います。
   
   今年もどうぞよろしくお願いします。