山茶花

 

 

   日本列島を寒波が襲っています。
   
   とくに日本海側には集中的に、12月とは思えないくらいの大雪が降って、国道で車が2日にわたって渋滞し、立ち往生するなど、人々の生活や物流に大きな影響が出ました。
   2年前の関越道で起きた大規模立ち往生を彷彿させるようでした。
   
   関東は、晴れのお天気が続いていますが、やはり冷え込みました。
   いつも我が家から見える山は、低いところまで、ほんのりと雪化粧していました。この時期に、この標高まで雪になるのは珍しいことです。
   
   散歩に出たら、遊歩道で日陰になっている所の土は完全に凍っていました。霜柱が立っているところもありました。
   
   寒さに弱い花は、すっかり萎れていました。やはり、相当な冷え込みだったことが、よくわかります。
   
   それでもパンジーやビオラ、葉牡丹は、全く影響を受けずに、元気に咲いていたのを見て、ほっとしました。
   
   近くの団地では、広場でクリスマスツリーの飾りつけをやっていました。
   昨年、一昨年は、コロナのためか、ツリーはありませんでしたが、今年は再開したようです。ご近所同士、みなさん楽しそうにおしゃべりしながら、飾りつけの準備をしていました。
   
   今年も、早いもので、もうそんな季節になりました。

 


 

   

 

●あちこちに
   今、どのお宅でも、よく見かけるのが山茶花です。
   赤やピンクなどの花が、庭に咲いています。
   この季節は木に咲く花が少ないので、濃い緑の葉っぱと、鮮やかな色の花は、とても目立ちます。
   
   これは、団地のなかにある山茶花で、きれいな形に刈り込まれていました。
   少し散り始めていましたが、もうしばらくは楽しめそうです。

 


   

 

●朝顔
   先々週くらいのこと、この寒さのなかで、咲いている朝顔を見つけました。
   きれいなブルーのような、紫っぽい色で、とてもきれいでした。
   
   この時期に、朝顔が見られるとは思っていなかったので、とても嬉しくなりました。
   つくづく健気だなと、愛おしさすら感じます。さすがに、一昨日の冷え込みで、花は萎れていましたが、花はけっこう逞しいものです。

 

   
 

●Xmasケーキ
   クリスマスが近くなり、今年もあちこちのお店で、Xmasケーキの予約や販売が始まっています。
   ですが、ここにも物価高の影響が出ているようです。
   
   一つは、ケーキの材料の高騰です。
   10月時点で、前年に比較すると、小麦粉52%、牛乳11%、イチゴ11%、砂糖8%と、ケーキに必要な材料が軒並み上がっています。
   
   そして、物価の優等生と言われた玉子も値上がりしています。
   その大きな理由は、エサ代の値上がりです。
   エサは約9割が輸入なので、ロシアのウクライナ侵攻や原油高の影響をまともに受けています。
   
   さらに、電気代の値上がりも大きいと言います。
   酸欠防止のため、換気扇を24時間稼働し、さらにヒヨコの部屋の暖房も欠かせないので、電気代の値上げは相当経営に影響を与えています。
   
   それに加えて、人件費も高騰しているので、倒産させずに採算を取っていくためには、全体の飼育量を減らして、規模を縮小するしかないと、こぼします。
   
   「作るだけ損になる」
   ある養鶏家の嘆きです。
   
●ケーキ作っても
   ケーキ屋さんからも、同様の嘆きが聞こえてきます。
   
   クリスマスは稼き入れ時なので、さぞかし力が入っているかと思いきや、一番の売れ筋であるショートケーキに使うイチゴを始め、全部の材料費が値上がりしているので、利益はあまり見込めないと言います。
   
   今年は、クリスマスと土日が重なるので、本来なら、たくさんの売り上げが期待できるはずですが、
「作っても、儲けが少ないので、ショートケーキをメニューから外したいくらいだ」と嘆いています。

「そこそこ売れればいい」
   それでも、価格設定を昨年より数百円上げざるを得なかったと言います。
   
   子供たちもみんな楽しみにしているXmasケーキまで、物価高の影響が大きく出ています。この先、正月用品など、いろいろなものに影響が出ることを心配しています。