秋の花、夏の花
 

 

 

   季節が、夏から初冬に一気に飛んだような、気温の変化です。
   今週火曜日は、最高気温30度の夏日でした。
   
   ですが、昨日は最高気温が15度。朝の気温よりも雨が降り続いていた昼間の方が、さらに温度が下がり、12度になりました。
   
   昨日の朝の散歩は、長袖にジャケットを羽織り、用心のため、ベストも中に重ね着していきましたが、それでも、寒さで震えました。


   11月下旬並みと言われても、前の日まで半袖で過ごしていたので、何を着ればいいのか、うまく切り換えができません。
   もちろん、体の方も慣れていないので、よけいに寒さを感じます。
   
   今日も、朝から雨降りで、やはり12度くらいとの予報だったので、冬用のコートを着て、マフラーもしていきました。
   おかげで、今日は昨日より気温は低かったと思いますが、寒い思いをしなくて済みました。
   
   この時期は、朝晩の寒暖差が激しいことは、経験していますが、1日ごとにこんなに気温差があるのは、初めての経験だと思います。
   
   明日は少し暖かくなるとのことで、ほっとしています。
   
●ヒナギク
   気候の変化はありますが、植物は、秋の季節になっています。
   
   ヒナギクでしょうか?
   詳しい名前はわかりませんが、キク科の植物だということはわかります。
   遊歩道沿いに咲いていました。1メートルくらいの背丈の先に、こんもりと小さな花がたくさん咲いていました。
   
   可愛らしい花だったので、散ってしまわないうちに撮りました。

 


   

●シュウメイギク
   シュウメイギクがたくさん開花しています。
   
   蕾を見つけたのは8月下旬頃です。以前にブログに載せた時は、一輪のみでしたが、その後、少しずつ時間をかけて、花がひとつひとつ開花してきました。
   
   秋の花のなかでも、シュウメイギクは、花の大きさは小さいですが、燐とした美しさがあって、好きな花のひとつです。
   
   花持ちがいいので、まだしばらく楽しめそうです。

 


   

●夏の花
   でも、夏の花もまだ咲いています。
   
   先週くらい、お天気の良い日に通りがかったら、ハイビスカスがきれいに咲いていました。まだまだ、元気です。
   
   葉っぱは少し、徒長しているような感じになりましたが、花はしっかりしています。
   
   今年、ハイビスカスを毎日のように観察していましたが、小さな鉢植えで、背丈も小さいのに、花を咲かせる力がすごくあることを、発見して、あらためてパワーのある花だと感心しました。

 

   
 

●人類の起源
   先週、ノーベル賞の発表がありました。
   
   医学生理学賞は、スウェーデンのカロリンスカ医科大学のスバンテ・ペーボ氏でした。
   
   受賞理由は、「我々(人類)がどこから来たのか」に対する一つの答えを出したことです。
   
   難しいことは、よくわかりませんが、ペーボ氏は、古代人の骨や歯などの遺伝子から、そのDNAを解析する手法を確立し、解読に成功したのです。
   
   その結果、約3万年前に絶滅したとされるネアルデルタール人のDNAが、今の人類にも受け継がれていることを、明らかにしました。含まれているその比率は、わずか1~4%ですが、完全に絶滅したわけではないのです。
   
   古代人の痕跡が、私たちのDNAにも残されているのです。
   
   今の私たちの血にもネアルデルタール人の血が流れているなんて、驚きました。
   
●差別
   このニュースを聞きながら、今、地球上で起こっている戦争とか、人種差別、排除とかを考えると、人類同士で戦ったり、差別することに、何の意味があるのかと、つくづく思いました。
   
   もちろん、「人類みな兄弟」なんて、きれいごとを言うつもりはありません。
   
   ですが、私たちはみんな、長い期間、同じような遺伝子を持って、この地球上でともに生きてきたのです。
   遺伝子のほんの少しの差で、髪の色や肌が違ったり、顔つきが変わったりしているだけです。
   
   そう考えると、民族同士の争いとか、宗教上での諍いなど、ましては、お互いに殺し合うなど、何の意味があるのだろうかと考えます。
   
   同じ地球に暮らしていく者同士、もっと手をたずさえて、この地球で人類、いえ、すべての生物が長く生きていくために、協力していくことはできないのかと、思います。
   私たちはみんな、遺伝学から見れば、同じルーツをもっているのですから。