政府は、


「病院が多すぎる」


「ベットが多すぎる」


という理由で病院をどんどん減らし、


どんどんベットを減らしています。




どんどん診療報酬も減らし、


病院には全く余裕がありません。




そして、


「診療報酬的にペイしない救急医療」は、


事務、看護師さんは「夜勤」であるのに


医師だけを軽労働の「当直」にし、


違法な経費削減を行っても成り立たず、


崩壊の危機に立たされているのです。





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大阪の89歳女性、29病院に救急受け入れを断られ死亡

2007年12月28日3時3分 読売新聞

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20071228i201.htm?from=main2

 大阪府富田林市で25日未明、嘔吐(おうと)などの体調不良を訴えて救急搬送された女性(89)が、府内の29病院に受け入れを断られ、約2時間後に市外の病院で死亡したことがわかった。

 女性は、受け入れ病院を探している間、救急車内で体調を悪化させ、心肺停止状態となっていた。救急患者の受け入れ拒否は奈良、兵庫両県などで相次いでいるが、総務省消防庁は「これだけの病院に搬送を断られた例は聞いたことがない」としている。

 関係者によると、女性は24日夕から体調不良を訴え、家族が25日午前4時49分に119番通報した。8分後に救急車が到着した際は意識があり、車内で応急処置を受けながら、通信指令室とともに受け入れ先の病院を探した。

 富田林市や堺市、大阪市など府内10市の市立病院や大学病院など29病院に対し、計34回にわたり受け入れを要請。各病院は「急患がいるので対応できない」「満床でベッドに余裕がない」などの理由で断り、中には「かかりつけ以外の患者は診られない」と言う救急病院もあった。

 この間、救急車は富田林市内に待機。隣接の同府河内長野市の病院が受け入れを了承し、同6時40分に搬送したが、間もなく死亡した。死因は出血性ショックだった。

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大都市での救急医療の


崩壊が伝えられています。




国は、医師は足りている、


問題は、


「医師の偏在」

によるものだそうですので、

きっと、大阪には医師が全然いないんでしょうね(笑)…。




あまりに不憫なのは、


実際に救急医療で頑張っている現場医師が、


このような事件のたびに


叩かれることです。




実際は、システムの問題であり、


行政がその責任を追うべき問題です。


これを、


マスコミと行政が現場医師に責任を


丸投げしているます。





「患者のたらい回しだ!」

(※産経新聞が好きな”たらい回し”は正しい日本語ではない)

 ↓

「余裕があるのに、どの救急病院が手を抜きやがった?」

 ↓

「どの病院も、満床だ、専門医がいないなど、言いやがって」

(※満床、というのは人的な能力の限界である、という意味。なくなられるほど重症の救急患者さんは、専門医がみなくては訴訟で負ける確率が非常に高い)

 ↓

「行政指導がたりないのでは?」

(※この時点で、本来叩くべき行政が、マスコミと一緒に医師を叩く構図にすりかわる)

 ↓

「行政は、このようなことを繰り返さぬため、関係病院に厳しい通達をしました」
(※行政が通達しても、少ない病院、少ない医師、少ない医療費は変わらない)

 ↓

「必至に毎日救急をしている医師は、

『過労死がでるほど頑張っているのに叩かれ、訴訟される仕事はバカらしい』

と戦線離脱」

 ↓

「救急崩壊」




という状況で


話が進んでいます。






マスコミが行政を叩けば、


薬害肝炎問題のように


行政の対応が変わる可能性がありますが、


マスコミが、行政と一緒に


医師を叩き、


医療費を減らし、


病院を減らし、


ベットを減らせば、


ますます医療の余裕はなくなり


採算は合わず、救急は近日中に崩壊することでしょう。






まず国は、


大阪以外のどこに医師が偏在しているのか


説明してもらいたいものです。