ついにきました。


訴訟も3億円の時代になりました。




ここまで高額な訴訟を起こされては、


医師は徹底的に


自己防衛に走るしかなくなるでしょう。







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損賠訴訟:「脳梗塞見落としで障害」 東京の男性、医療法人に3億円賠償請求 /山梨

毎日新聞 2007年7月24日
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/yamanashi/news/20070724ddlk19100377000c.html


 重度の障害を負ったのは、入院していた春日居リハビリテーション病院(笛吹市)の担当医師が脳梗塞(こうそく)の発症を見落として適切な措置を怠ったのが原因として、東京都板橋区に住む30代の男性と妻が、同病院を運営する医療法人「景雲会」を相手取り、慰謝料など約3億円を求める訴訟を甲府地裁に起こしていたことが23日、分かった。

 同病院は「誠心誠意尽くして治療したが、理解してもらえなかった」として、争う方針。

 訴状によると、男性は04年11月、くも膜下出血のため千葉県内の病院で手術を受け、リハビリのため春日居リハビリテーション病院に同年12月に転院。その後、容体が悪化したため05年1月、東京都渋谷区内の病院に再転院してMRI(磁気共鳴画像化装置)で検査したところ、脳梗塞が見つかり、男性は障害等級1級の障害を負った。

 原告側は、春日居の病院で撮影されたCT(コンピューター断層撮影)画像から脳梗塞が疑われるのは明らかなどとして、「変化に気づかず脳梗塞の発症を見落として手遅れとなった」などと主張。病院側は「誠意を持って経緯を明らかにしていきたい」とした。【沢田勇】


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どんどん高額になる医療訴訟。


私の記憶では、


3億円と言うのはたぶん


一個人の医療訴訟では


最高額ではないでしょうか。






しかも、詳細はわかりませんが、


SAH後の


脳梗塞と言う


極めて不明瞭な症例のようです。


これで3億に匹敵するような


過誤があるのでしょうか?






というか、


過誤自体があるのか


ないのかすら


はっきりしない事案のように思えますが…。





もし仮に、


まかり間違って

3億なんて裁判で通ったら、

その時点で


医師の「人生終了」ですから。






すべての患者さんに


訴訟対策をするためには


国が決めている


激安の医療費ではまったく不十分です。






国が値段を決めているのに、


訴訟は当たり放題、


医学的な根拠もない


トンデモ判決が続出しています。







こんな労働環境で、


医師をやりつづけろ、


というほうが間違っているのかも


しれません。





この訴訟を知って、


また医療現場を離れる医師、


特に脳外科、神経内科の先生が


増えるような気がしてなりません。






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さて、3億という訴訟の場合、


どの程度お金がかかるか、


という事ですが、


興味があったので調べてみました。



民事裁判申し立てガイド

http://www5d.biglobe.ne.jp/~Jusl/MinjiJiken/tesuuryoS.html



では、


簡単な計算が出来るようになっております。


裁判所に払うのは”申立手数料”と


呼ばれており、


3億の場合、


支払督促 460,000
調停    373,000
訴え  920,000
控訴   1,380,000
控訴(*) 690,000
上告   1,840,000
上告(*) 920,000
借地借家 368,000

控訴(*),上告(*)は,いずれも請求について判断しなかった判決に対する場合を示す。

のようになっているようです。




訴えの場合は


92万円だとおもわれます。



裁判費用は


弁護士によりけりでしょうし。