グレーゾーン金利についての私見をのべたいと思います。
皆さんは
「72の法則」って知っていますか?
複利計算の簡便法です。
本来は金融商品で使うものらしいのですが、
当然、利息は片方には利益、他方には借金ですから
借金の利息計算でも使えます。
72を金利で割ると、2倍になる年数が分かる
72 ÷ 金利% = 年数
72を年数で割ると、2倍になる金利が分かる
72 ÷ 年数 = 金利%
いま、3.6%でお金を借りると
72 ÷ 3.6 = 20
20年で2倍になるわけです。
出資法の上限である29.2%でお金を借りると、
72 ÷ 29.2 = 約2.5
2年半で2倍になるわけです。
すごいですね。
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グレーゾーン金利
(ウィキペディア グレーゾーン金利)
とは2つの法律の間にある
金利上限のギャップをさします。
出資法 上限年利 29.2%
利息制限法 上限年利 20%
20%以上で貸し出すと、利息制限法違反だが
出資法には違反しない、
という法律のグレーな部分です。
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年利 29.2%は、限界だと思います。
それを超える業績、運用は現時点では一般的にはありえません。
つまり、29.2%は破滅の数字に近いと思います。
しかし一方、どうしてもそれ以上金利をはらってでも
お金を借りたい人がいるのは事実です。
グレーゾーン金利を引き下げ、一律20%にすると
保証や担保のない人々はお金を借りれなくなり、
不法な金利(闇金)に手を染めるしかなくなります。
違法地帯が大きくなると社会的にも不安定になります。
ことお金に関することは、幅がないときつきつだとダメになることが
往々にしてあります。
グレーゾーン金利引下げ派は、
裏を返すと
「年利20%に値する信用か保証、担保がない会社や人間は金を借りるな」
といっているのです。
現実問題として年利20%ですら、とてもきびしいものです。
しかし、
「年利20%以上は借りれない、潰れるしかない闇の世界」
こんな、だれも合法的にお金を貸してくれなくなる状況は
これまたきびしいものだと思います。
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個人的には、
「このまま」か「上限金利引き下げ」かではなく、
いっそのこと金利の上限を高めに設定し、
その代わりすべての融資にかんして政府がより
適切に介入することで、
「闇金融がはびこる無法地帯をへらす」
ことが健全な社会、よりよい経営につながるのではなかろうか、
と思っています。
なにより、これから金利が上昇局面に入ると
インフレが進み、20%なんて
本当に低いハードルになってしまう恐れもあるでしょう。
わたしは金融の専門家ではないので
変なところは教えてください。