【レビュー】スーパーストリートファイターIV 3D EDITION
▼ガイル強いよ♪▼
必殺技のボタンをOFFにした「プロモード」もあります。
2011年2月26日に3DSのローンチタイトルとして発売された「スーパーストリートファイターIV 3D EDITION」。
アーケードからの移植で、全35体が最初から使えるようになっている。
ストーリーはそこまで深くは語られないものの、バックグラウンドにはかなり壮大なシナリオが用意されている。
アーケードモードなどで各キャラクターを選択すると、そのセルアニメとともにキャラクターの戦いに行く理由などが軽く語られる。刺客を倒してそのキャラクターを攻略すると、はじめに見たアニメの続きが見られるようになっている。
せっかくのコンシューマー向けのタイトル。活字でも構わないので、もう少しその壮大なシナリオの全貌を知る方法を用意してほしかった。
グラフィックは極めて良い。
ローンチタイトルなのにもかかわらず、PSPを超えたとも思える高クオリティのグラフィック。
処理落ちはせずメリハリのある動きもしっかり再現。アーケードとも遜色のない見栄えで、グラフィック関しては何の問題もない。
しかし、あえて1つだけ目に付く場所といえば、「Round 1 Fight」や「K.O.」などといった、戦い中しばしば出てくる2Dのグラフィックがボヤけているということ。ゲームと直接的な関わりはないが、ここまでグラフィックにこだわったのならば、あと少し細かい部分まで頑張ってほしかった。
3D効果は高く立体的に見えるものの、ボタン入力が激しいために視野角から直ぐに外れてしまう。勝ちたい試合のときは切ったほうが良い。
音楽のクオリティは高い。
もともとクオリティの高いアーケードクオリティ移植。高揚感高まる世界中の音楽が聞けるのは魅力的。
操作性は賛否両論。
ボタン1つで必殺が失敗の確立ゼロで出せてしまうのは、賛否両論のはず。
今まで必殺技に溜めが必要だったキャラや、コマンド入力が複雑なことで難易度を調節していたキャラなどが異様に活躍し、今までアーケードなどでは当たり前だったキャラの強さや相性のは完全に変わってしまった。また、この必殺技ボタンは、出す技の種類を細かく設定することができる。
今までのバランスが完全に崩壊したため、賛否両論ではあると追うが個人的にはこれはこれでアリなように感じた。今までのスト4はサッカーやテニスのように弱い人は強い人に絶対勝てないゲームだったが、シリーズで1作品くらい、ボーリングやゲートボールのような、たとえ弱くても何度かプレイするとマグレで勝てちゃうゲームがあってもいい気がする。
ちなみに初期設定では必殺技がボタンひとつで飛び出る「ライトモード」だが、操作設定で「プロモード」にすればボタン表示はなくせる。
ロード時間は非常に短く、セーブ時間も短い。ボタンのレスポンスもメニュー周りも直感的でストレスフリー。
オリジナリティは高くはない。
この作品のために新たに搭載された大きな機能は2つで「3Dバーサス」機能と、「フィギュアコレクション」機能。
「3Dバーサス」機能は、文字通り3DSの特徴で立体視機能をより実感しやすくするために、キャラクターの肩の上の視点にカメラを持ってきて戦うモード。
キャラとも距離感がつかみにくいのに加え、先述したのようにボタンを押すのに少し力むと視野角から外れて画面が暗くなるので、あまり実用的ではなく、3D機能を見せるためのデモ用のモード。
「フィギュアコレクション」機能は、試合でラウンドを1本取るごとにもらえる”フィギュアポイント”を貯めて、たまったポイントを使ってスロットを回し、フィギュアを入手するという機能。
集めたフィギュアは交換したり、すれちがい通信でオート対戦したりすることができるのだが、このモードのゲーム性は本編と独立してしまっている。やりこむ場合はコンプリート目指してそれなりに楽しめるものの、やりこんだ結果がゲームに反映されず、すれちがい通信で対戦させる以外ないため遊びに拡張性足りない気がした。
満足度は高い。
目を見張るグラフィックもさることながら、快適なオンライン通信プレイに驚いた。
通信によるラグもなく、どんな遠く離れた場所とのプレイヤーとも快適な対戦が楽しめることには感銘を受けるほど。ただ、相手とのコメントなどの送信手段が用意されていないため、離れた場所の友達と楽しみながらプレイするには、別途チャットなどの通信用パソコンを用意しながらプレイしないと、対戦プレイはあまり楽しめない。
先述したように、ボタンひとつでどんな体勢からでも難しい技が出せることから、今まで常識とされていたキャラ通しのバランスは完全に崩壊している。なので、アーケードの練習用としてはあまり効果を発揮しない。
スト4をやり込んでいる玄人にはオススメできない作品ではあるが、逆にスト4に触ったことの無いユーザーにはオススメ。難易度が非常に下がっているので、お爺ちゃんvs小学生の孫のような、素人同士の対戦も成立する。ある意味スト2のような立ち居地に戻ったのかもしれない。
4800円と、3DSにしては安めの価格設定も魅力のひとつ。スト4シリーズはまったく別の立ち居地のゲームとして、格闘ゲームに興味はあったけど、なかなか手が出せなかった人にオススメのゲーム。
評価 .
ストーリー:≪6≫
グラフィック:≪9≫
音楽:≪8≫
操作性:≪6≫
オリジナリティ:≪5≫
満足度:≪8≫
+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
総合:≪7≫























