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いやぁ・・・満足満足。
もう明日死んでも悔いはない。
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どうしたの?
お父さん、すごく満足そうだけど。
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実は、昨日の9月4日の土曜日に、溝の口のタイトーステーションで行われた「ダライアスバースト アナザークロニクル」のロケーションテストに、僕たち親子で行ってきたんだよ! |
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ご・・・ごめん。
チビの言ってることがぜんぜん分からない。
ろ・・・ロケーションテスト?
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うん。
アーケードゲームの筐体機って、正式稼動する前に”ロケーションテスト”っていうのを行うんだ。
そこで、ユーザーの反応を見るの。
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ロケーションテスト・・・通称”ロケテ”だな。
ロケテ終了後、ユーザーの意見を取り入れてバランスとかの調整をしたり、操作性の改善なんかも行われるんだ。
ロケテの評判が悪いと、完成間じかでも発売中止・・・なんてことにもなるんだぜ。
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へぇ。シビアなセカイなのね・・・
で?
なんのゲームのロケテに行ってきたの?
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「ダライアスバースト アナザークロニクル」だ。 |
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ぜ・・・ぜんぜん知らない。 |
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タイトーが開発した歴史ある横スクロール型シューティングゲームだ。
1987年に初代ダライアスがアーケード作品としてリリース。
1997年に「Gダライアス」が発売されて以来、十数年間音沙汰がなかったんだが、突如2009年に「ダライアスバースト」がPSPで発売された。
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今回の「ダライアスバースト アナザークロニクル」は、あまり例の少ないコンシューマーから筐体機への移植だ。
だが、ただの移植にとどまらない。超大幅にクオリティアップされた作品だぜ!
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へぇ・・・「ダライアス」って、なんだか奥の深いゲームなのね。
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ああ。
社長の言葉を借りるならば・・・
『インベーダーはタイトーの顔。ダライアスはタイトーの意地。』・・・だ。
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で?
ロケテはどんな感じだったの?
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僕。さほどダライアスに興味なかったのに、朝7時に「行くぞ!」とたたき起こされて・・・
ロケテは9時からなのに、最寄り駅の溝の口駅に到着したのが朝8時。
整理券をもらって、1時間待ちぼうけだよ。
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なにしろ、前回秋葉原で行なわれた第一回ダライアスのロケテは、ロケテ開始時刻の10分前の段階で、「今から並んだらプレイできないかもしれない」・・・ってアナウンスがあったくらいだからな。
俺も第一回のとき、余裕こいて10時に行ったら絶対無理と言われた。
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すごい人気なのね。
ダライアスって。
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ああ。
だから、今回も万全の体制で8時に到着だ!
案の定、開始1時間前でも、もらえた整理券の番号は33番と34番だった。
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で?
1時間待って、プレイしたの?
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いやいや。
世の中そんなに甘くないよ。
1時間後にロケテが始まるだけで、僕たちがプレイできるのは34番目。
ずーっと先だよ。順番が来たのはそのまた2時間後。
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え?
それまで、ずっと並んでたの?
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いや。整理券を持ってるから、ほかのゲームセンターに行って遊んでた。
親父と2時間「ワルキューレの冒険」をプレイしてた。
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やるゲームが「ワルキューレ」ってところが俺たちらしいよな。
まぁ、合計3時間待たされたわけだが・・・今回親切だったのは、1回200円で残機無限の状態でプレイさせてくれたことだな。
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うん。
僕みたいなヌルいゲーマーでも、死んでほかの人に迷惑をかけることがなかったから安心だったよ。
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え?
他の人に迷惑をかけるって・・・1人プレイじゃないの?
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ああ。
この筐体は4人同時プレイができる。
さらに驚きなのは、繋ぎ目のない2画面表示。
液晶を鏡に反射させて、わざわざ横長の画面を作り出している!
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うわぁ!
本当に横長なのね!
こんなに画面が広いと、画面がごちゃごちゃしそう。
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うん。
実際プレイして感じたのは、4人同時プレイをすると、自分の機体がどれだか分かりにくくなっちゃうことかな。
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ああ。だが、他は大満足だ。
臨場感あふれる音楽。PSP版とは比べ物にならないほど美しいグラフィック。一見理不尽とも思える難易度の高いボス戦も、ダライアスらしくて今までのファンも新しいユーザーも大満足の仕上がりになっていた。
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まぁ、ちょっと難易度は高すぎるように感じたけどね。
ボタンも4つもついてて、操作が難しくて・・・
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スタートボタンはゲーム開始時のみしか使わないから、実質3つのボタンだな。
バーストボタンは必殺技。ショットボタンは通常の攻撃。方向ボタンは左右に機体を反転させる。
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なるほど・・・
横長の画面だから、右や左に打ち分けていかなきゃいけないのね。
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ああ。
そこがPSPとは大きく違うところだな。
PSP版の「ダライアスバースト」では、基本右からしか敵が出てこなかったが、アーケード版では右からも左からも、両方から敵がワシャワシャ出てくる。
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僕なんてショットボタンだと思って連打してたら、じつは方向ボタンで・・・終始ぷるぷるしてるだけで、何の戦力にもなれなかったけどね。 |
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それって・・・
操作が難しいとか、自機が見分けにくいとか・・・そういう話以前の問題よね。
ただのアホじゃん。
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そもそも、弾を出すのにしても、連打する必要ないからな。
押しっぱなしでオート連打だぞ。
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え!?
そうなの!?
15分間連打し続けてたから、終わったあとに手が痛くなったんだけど・・・やっぱりそういう連打ゲーじゃないんだ!!
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・・・どこまでも、ゲーム音痴ね。
ゲーム好きだとしても、ゲームが上手いわけじゃない人間の典型例よね。
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まぁ、実際プレイしての感想は「文句なしの傑作」だ!
ボディソニックは、初代ダライアスに比べて出力は落ちるものの、相変わらずお尻が痒くなるくらいブルブル震える。
コックピットをイメージしてつくられた筐体は、初代ダライアスにも負けずとも劣らない豪華使用だ!
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画面の下に、ヘッドホン端子まで付いてたもんね。
「いつの時代!?」・・・みたいな。
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だがまぁ、不満点もあることにはあったな。
バーストゲージが少し見にくいことと、さっきも言ったが自機の判別がつきづらいこと。
それと、あと音量。
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あ~・・・
あまりの音量に耳が痛くなっちゃったもんね。
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まぁ、それはきっとお店側が調節できるようになってるわよね・・・きっと。
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僕は、「ダライアス」をプレイするのは3回目だから、ほとんど初めてみたいな感じだったけど・・・
それでもすごく楽しめたよ!
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ああ。
筐体の稼動は2010年冬を予定しているらしい!
思い切って、発売日に買うか!
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思い切るって・・・思い切るって筐体機を!?
だめだめだめだめ。
どこに置くの!?そんなの!
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あ。
でも、タダでプレイ出来るのはうれしいわね。
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ハニーも、親父を煽らないで!
この人、本当に買いかねないから!
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ちなみに、帰り際に先着100名にプレゼントされるボールペンをもらったぜ! |
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あ。
中に水が入ってて、中のキャラクターが動くやつね。
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ああ。
シルバーホークとアイアンフォスルが入っていて、傾けるとアイアンフォルスがシルバーホークに近づく仕組みになっている!
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このボールペンで、筐体機購入の書類にサインするか! |
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頼むからやめてね。
我が家の家計がバーストするから。
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