前回からのつづきです
TCM315は
「スキッドステアローダ」と、言うらしいです
バケット・走行とも油圧で動いてます
動力は小さなディーゼルエンジンです
油圧ポンプをVベルトを介して
駆動しています
ポンプーエンジン間に
比率の違う2組のベルト&プーリを
並列に配置してあり
マグネットクラッチを介して
どちらか一方を選択、接続して駆動する事で
ポンプーエンジン間の回転比を変え
変速する仕組みのようですが
そのマグネットクラッチが
だいぶ前からLow側は故障していて繋がらず
High側のみで使用していたらしいのですが
今回、残りのHigh側が故障してしまい
とうとう両方繋がらなくなってしまった様なので
ニュートラルな状態です。
状態を調べるとコイルが断線している様子。
交換しようにも動力軸が
プーリ、アーマチュア、コイルを貫通 していて
しかも軸先端と車体とのすき間があまりありません
コイルを交換するには
エンジンを脱着しなくてはならないようです。
ついでにポンプ駆動用ベルトもボロボロ。
このベルト位はすき間を通せば
交換出来そうです。
しかしオルタネータのベルトは交換するには
エンジン脱着が必要の様に見えます
エンジン脱着は、やって出来ない事は無いと思いますが
自動車とは勝手が違うので正直、自信が有りません
とても時間がかかりそうです
いろいろ問題も出て来そうでコワイです
この時点で
乗用車のエアコン用コンプレッサの
マグネットクラッチのコイルが流用出来ないかと
目論んでいたのですが諦めました
無い知恵をしぼりました
動けばいいと割り切ります
で、ひらめきました
大した事はありませんが。。。
まずはベルト駆動の問題
要するに、ベルトが駆動出来ればイイわけです
クラッチを無くしてしまうのが手っ取り早い
よって「直結」です
変速の問題は
そんなに広い敷地を移動するわけでもないので
そもそも変速の必要は無いんです
Highは移動用と思いますので
狭いスペースでの作業と
抵抗の大きい舗装路走行を考慮して
Low側なら問題ないと判断しました
始動の問題
始動時は本来はクラッチが切れていて
ニュートラル状態の方が
負荷が低くてイイのでしょうけど
クラッチが繋がったままで
ポンプが常時駆動されていても
走行用のレバーと油圧シリンダ用の
ペダルを中立にしておけば
多少の駆動負荷は始動に
影響ないだろうと勝手に判断しました
その他は問題ないだろーってことで
結論は、
「Low直結」!
で、いくことにしました。
とりあえず早急に動けるようにしたいので
今回は根本的な修理は見送って
エンジン降ろす機会に
やるってことにします
(やらないと思うけど)(汗)
つづく