POV(Point Of View)→視点、のことです。 | Honolulu Music Society byなかじー

Honolulu Music Society byなかじー

出自は日本生まれの日本育ち。
米国籍を取得してハワイに在住する音楽家であり実業家。3児の父。

今までの日本人には発想出来なかった独自の視点と解釈を元に展開されるちょっとだけ凄いブログ。
更新不定期。

​Aloha!

今日は雑談枠でーす。(昼間投稿したつもりでしたけどエラーになってたので慌てて再掲。)




仕事の打ち合わせで出掛けた先にわりと有名な飯屋があったので行って来ました。


ココは沖縄でも有名な『ウベ』という紫山芋を使ったパンケーキが有名なんですよね。山芋の一種ですのでこうした小麦粉主体の『粉物』に入れると生地がしっとりもっちりとなるためいいアイデアだと思いました。


それにしたって中までこんな感じですが、絶対着色料使ってるよね(笑)ウベはこんなに濃い色は出ないもん。


そして僕がパンケーキだけしか食べないワケはなくて、パンケーキを注文する前にはちゃんとステーキを食べてたのですね。安心してください、食べてますよ!


帰り道はうちの野菜や果物を仕入れてもらっているWhole Foods Marketへ。


決してお安いお店では無いのだけれど、売っているモノのクオリティは相当高いので(自画自賛を含む)オーガニック食品を買うならここか、Down to Earthでしょうね。Down to Earthは最近はビーガン向けのお店になっているので作物を仕入れて貰ってますけど自分で買い物はしません。


お魚なんかはお刺身で食べられるクオリティを求めるなら多分Whole Foods Marketが1番安心かもですね。僕は昔スーパーの鮮魚コーナーでバイトしていたこともあるのでお魚をおろすのはお茶の子サイサイです。今日はあんまりお魚は無かったですけれども。

そして帰り道、チョコっとラニカイビーチに寄り道。


ラニカイというのはハワイ語で『天国の海』ですけど、これから8月を迎える頃には浜にはカツオのエボシが漂着するシーズンになるので僕は個人的に週に数回立ち寄ってビーチクリーンをし流れ着いたカツオのエボシを拾い集めて捨ててます。あれ素足で踏むと痛いんですよ。


そしてココは僕が奥さんにプロポーズした場所でもあります。その時はビーチを見下ろせるハイキングスポットである、ラニカイピルボックスまで2人して登った『デート』の後でした。


ビーチに遊びに来ていた観光客がその光景を見てみんなでお祝いしてくれて素敵な時間。

1人の男性がエルヴィスのバーニングラブを歌いはじめて、ビーチにいた皆が歌ってくれたという幸せな瞬間。


あの時電気が走ったんですよ。

日本だとまず考えられない出来事ですよね(笑)

そんな僕らの結婚記念日がいよいよ明日、というわけなのですが僕は彼女にプロポーズした時に皆が歌ってお祝いしてくれた体験っていうのが『音楽』というモノの存在する意義の大きな1つだと強く意識するようになったのですね。


音楽の力って偉大だなぁと思うし、音楽というのはそもそも人を喜ばせ、癒やし、褒め、祝い、慰め、人の心にプラスの効果をもたらすからこそ『価値』があると思うんです。


僕はギタリストである前に音楽家であると意識するのはまさにそこで、『ギタリスト』っていうと楽器や機材にこだわり、自分の納得の行くサウンドを追究するモノっていうイメージがありますけど、僕がそういうことに頓着しないのは、自分を喜ばせるためにギターを弾いている訳ではないからなんですよね。


聴いてくれる人の暮らしを豊かにする。


 このアメーバブログで『ギタリストです!』っていうテイで記事を投稿されている方で、僕と同じように考えて居られる方って居ますかね?


僕が知らないだけでそういう方はいるのかもしれません。だけど僕のPOVでは見当たらないのです。


自分を喜ばせるためにギターを弾く。

聴く人を喜ばせるためにギターを弾く。


それはどっちが正しくてどっちが間違いとかではないのだけれど、誤解を恐れずに言うなら信仰の仕方の違いなのかなぁと。


神様に祈る時に自分の願いを叶えてくれるように祈る人と、自分の願いはさておき感謝の想いを込めて祈る人もいる。


どちらも『神様という存在に祈る』という行為そのものは同じに見えても、『祈り』という行為の柱となる部分が全く違うのなら、それはもしかしたら全く違う行為になるのかもしれない。


音楽というものに向き合う時、ギターというものに向き合う時。そんなことを考えてしまう僕は多くの人とは明確に違うんだろうと思います。


ただ、僕の場合はギターを弾くのが仕事だからそう思うというだけで、趣味でギターを弾くだけならそこまで考えもしないだろうな、とも。


そんな午後のボクでした。


Mahalo!