A typical counterargument made by fools. | Honolulu Music Society byなかじー

Honolulu Music Society byなかじー

出自は日本生まれの日本育ち。
米国籍を取得してハワイに在住する音楽家であり実業家。3児の父。

今までの日本人には発想出来なかった独自の視点と解釈を元に展開されるちょっとだけ凄いブログ。
更新不定期。

​Aloha!


ちょっと最近思うところがあって、それに対する既視感もあったので昔バナシをひと摘み。


僕が学生の頃(大昔)文化人類学の講義のレポートを書くために東京都内にあるトルコ系一神教のモスクを訪ねた事があります。


僕は当時から『一神教』にはいささか懐疑的な印象を持っており、しかしながら件の宗教は批判に対しては命を奪いに来るというのが知られるところであったためそれはかなりの危険な行為と知りつつ知的好奇心に負けて1つの禁忌を口にしてしまうわけです。悪魔の詩訳者殺害事件


なかじー『おたくの宗教は女性差別をするのが当たり前ですよね?』


宗教施設職員『何言ってんだ、差別なんか無い!』


なかじー『ではなぜ礼拝の場所が男女で分けられているのでしょう?』


宗教施設職員『それは礼拝時に女性の尻を見て男が欲情するのを防ぐ為だ』


なかじー『ニヤニヤ』


宗教施設職員『礼拝場所を区別することに他意はない!そして差別などない事の証拠に一国の首相になった女性信徒だっている!』


なかじー『知ってますよ?では世界中に女性信徒というのは何人居るんですか?』


宗教施設職員『私達の宗教は世界宗教ですから18億人以上居ます!そのうち約半数が女性です!』


なかじー『じゃあ9億分の1しかそうした実例がないって事になります。』


宗教施設職員『ぐぬぬ…』




まぁこういうやり取りが数十年前にあったと思ってください。


僕が誰かしらと話をする時に、相手のことを馬鹿だなと思うのは、何かしらの議論の際に反論として『でもこういう人だっている』というのを実数を出さずに言う時なんですよね。




アホか?と。


だってそうでしょう?


たとえば僕が『日本国内にはアメリカ人の平均的な女の子より可愛い女の子なんてそうそう居ないよね』というようなことを言ったとします。


その時に『日本の女の子の中には橋本環奈だっているぞ!』っていう意見を言う人が居たとして、じゃあその橋本環奈(レベルの女の子)は何分の1の確立で存在しているんだよ?という話にしかならない。


自分の意に沿わぬことを公然と言われた時に感情的になって反論したくなる気持ちはわかるんですが、


『こういう人だっている』というのを反証の材料とするなら、その確率くらいは言い添えられなきゃ駄目でしょ?


ココまで見てて気づいた方は鋭い。

コレも事実と意見のごちゃ混ぜをしてしまう事で出て来る物の言い方なんですよ。


意見を言うための補強として特定の実例を挙げる。

だけどその実例とは確率的に極めて低い物なので、

自論の補強にならないどころか、自ら反証を出してしまっている。


必死か(笑)


まぁ、 直近で言うと


僕が以前ココでTOKAIの模造エレキギターを貶した時に『プロギタリストの◯◯だって使ってる』と言った人が居たんですけど、ソレってプロギタリストの何分の1の割り合いで使われていた例なんですか?って言いたいところをグッと我慢してさしあげたわけです。


ハナシの通じない方にホントのことを言うと発狂してしまいますからね(笑)



だから今後、もしこのブログにコメント下さる方がいらっしゃるとしたら感情的になってすぐ返り討ちに遭うような物言いするんじゃなくてそこそこ論旨を練られてから書いてくださいね、というお話しでした。


そうして下さらないとせっかくコメントをしてくださっても回答するのがバカバカしくなって結果承認すら出来ませんので。


以上です。


Mahalo!