カタカナノジツガイ① | Honolulu Music Society byなかじー

Honolulu Music Society byなかじー

出自は日本生まれの日本育ち。
米国籍を取得してハワイに在住する音楽家であり実業家。3児の父。

今までの日本人には発想出来なかった独自の視点と解釈を元に展開されるちょっとだけ凄いブログ。
更新不定期。

​Aloha!


日本人はカタカナというモノを使います。


もちろん僕も使えますが(笑)


興味深いのはカタカナって概ね『外国語』とか『外来語』の置き換え表記として使われますよね。


コレによって英語を始めとする外国語がストレートに認識されないっていうのを皆さんどれたけ不自然な事だと認識しているか?です。


おそらく日本人の99%くらいは外国語、外来語のカタカナ表記は当たり前のことと認識している可能性が極めて高いと思います。日本人の総数が1億人いるにせよ、『その感覚』というのは全世界の60分の1の感覚ですので日本人同士で当たり前だろ?って認識しあっていることは多数決で物事が決まるとすれば大きな間違いということがあるわけです。


​あるコーヒー通が宣った。


以前、Amebaにはグルっぽというサークルがあって僕は当時からコーヒーに興味があり、加入していました。


そこの『主』みたいな人がいろいろ蘊蓄を宣べておられて、その中にドトールコーヒーさんのアイスコーヒーに言及されていたんですよね。コーヒーメーカー(卸し)はいろいろありますけど僕はドトールコーヒーさんのアイスコーヒーがあまり好きになれなかったんですよ。直火焙煎とか言われているんですけど、僕には焦げ臭くて苦味ばかりで美味しくない。(他方同系列店の高級ブランド店ではそれは無い)


しかも香りも良くないわで『アレ、絶対ロブスタ混ぜてるだろ』って発言したんですよ。


ロブスタというのはコーヒー豆の品種の事で、大きく分けるとコーヒー豆って2つに分類されます。


・低地栽培で病気に強くて収穫量も多いが香りと味に劣るロブスタ種

・高地栽培で病気に弱くて収穫量が少ないが香りと味に優れたアラビカ種


通常『プレミアムコーヒー』と呼ばれるものは全てアラビカ種で、インスタントコーヒーや缶コーヒーの原料となるのがロブスタです。(ちなみにウチで栽培しているコーヒーの木は根から5インチまでがロブスタでそれにコナを接木したものです。)


件の僕の発言で『アレ絶対ロブスタ混ぜてるだろ』に即座に反応した主さんはこう言いました。


『ドトールのアイスコーヒーにカフォーネラが使われているって言うんですか?そんなの初めて聞きました。今度社長に訊いてみよう』と。


僕はソレ見て笑ってしまいました。


ロブスタの別名はCanephora(カネフォラ)と言うんですが(笑)


わざわざドトールコーヒーさんの社長と知り合いであるだとか、

ロブスタの別名を出してくるとか、

生意気な僕(まだ30代)に精一杯マウントを取ったのであろう発言であったわけですが、残念なことにカタカナ表記にてテキトーに覚えた知識を披露。


サークル内でかなりの知識人を自称していた割には正確な綴りすら学ばずに『通』を気取って爆死。


『コーヒー通』が『コーヒー痛』になってしまい、その後そのサークルは主さんによってひっそりと削除されていました。


カタカナ表記にて単純なコミュニケーションが阻害される一例でした。


ちょっと買いてて面白かった(自分が)ので続きます!


Mahalo!