ちょっとイイじゃんね、このギター。 | Honolulu Music Society byなかじー

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出自は日本生まれの日本育ち。
米国籍を取得してハワイに在住する音楽家であり実業家。3児の父。

今までの日本人には発想出来なかった独自の視点と解釈を元に展開されるちょっとだけ凄いブログ。
更新不定期。

​Aloha!


僕の『新しいギターなんか要らないぜ!』は何度となく言ってますけど、それが唯一揺らいだことがあってソレはEpiphoneの公式サイトから僕の愛機であるSG Specialが消えた時なんですよ。


結論から言えばソレはサイト更新の折の間違いで、SG Special自体は未だに生産されてはいるんですが、そん時ゃやはり焦りました。


僕自身は『ギターなんて演奏中に滞りなく弾ければいい』というタイプではあるものの、人前に立ってエレキギターを弾いてお金を貰ってからずっと手にしてきたのがこのSGなので自分の立ち姿に1番違和感がないのがコレなのかなぁっていう気がしちゃっているところがあるんですよね(自意識過剰)


$120の超安物ですが、実はソレなりに腕のあるリペアマンがミリタリースペックの配線をしてくれていて以降、配線そのものはまるで不具合もなく入れ替えたことが1度もありません。


交換された箇所と言えば、今までにピックアップを2回、フレット交換を2回、ペグも1回変えていて、それらは全て自分好みのギターにするための改造では無く、純粋に消耗品の交換ということでしかイジってません。


結果、同じギターが何本も買えるくらいにお金は掛けてますけど見た目はどこからどう見ても安物の初心者向けギターですね。


僕はこのギターは出来るだけ長く使っていきたいと思う反面、やはり弾く頻度が些か高いもんですからいついかなる状況で『事故』にあうかは分からず、スペア購入を考えた矢先に先述のEpiphoneサイトからの消失を受けて慌てて代わりになり得るギターを探すっていうことをしていたもんですから、未だに『気になるギター』をチェックするクセがこんな僕にも付いています。


まぁ僕がエラいのは、アレコレと屁理屈を付けて衝動買いをしたり、その正当化のために『いかにこのギターを買うべきだったか?』を語らない事です。


僕らのパイセン世代の方って『コレが最後のギター』とか言いながら毎年のように新しいギター買ってたりしますし『このギターが有ればこんな事やあんな事にも使える…』とか妄想しながらその実年間通じてろくに音楽活動しをていない人だって少なくない。


お金の無駄だし、それがホントにいいギターなら自分以外のちゃんと音楽やっている人の手に渡った方がいいに決まっています。


僕はそういうことを考えなきゃならんほど『音楽』をサボって無いですから、使うべき楽器や機材があればなんの躊躇いも誰に対する遠慮もなく買いますけどね(笑)


​突如見つかったGuild Polara



あら!


ちょっとコレいいんじゃありません?


細かいスペックは割愛しますがどうやらマホガニーのボディとネックでコントロール周りも至ってシンプル。

GibsonやEpiphoneのSGとは違ってウエストのくびれがオフセットになっているところが座奏時のさらなる安定感の良さを想像させます。


弦が裏通しになっている事でボディ鳴りのダイレクトな感触もより味わえるのかもしれないし、その辺は弾いて確かめてみたいところではあるのですが、僕は多分気にいると思います。何故なら個人的にはむしろ実際に弾いてみて気に入らないギターの方が圧倒的に少ないからです。


TOKAIとかの模造品は弾く気にすらならないのでそれ以前の問題ですけどね(笑)


どんなギターにも『ツボ』ってあるので、それを見つけていい具合に響くところを上手く使ってやるとどんなギターだって実用には足る働きをしてくれるモノなんですよ。


だからこそ逆に僕のEpiphoneのように満遍なく上手く響いてくれるギターは大事なんですけどね。



ストラップピンの位置が概ね15フレットの辺りなのでネックダイヴはしないと予想。

黄色ってハワイのロイヤルカラー(王室を象徴する色)ですから選ぶなら黄色一択ですね。


もともとはGuildのS-100を基にしたギターなんでしょうが僕的にはオリジナルよりはPolaraの方が断然に好きです。



SGのパチモンじゃねぇか!って言う人も居るかもしれませんがそんじょそこらの二流メーカーが造る模造品とはわけが違いますよね。


100歩譲って『類似品』ではあっても『模造品』ではない。


まだハワイにはPolaraは入ってきていませんが、早く弾いてみたいですねー!


一般的に『SGが好き』っていうとAC/DCが好きなのか?とかサバスが好きなのか?みたいなことを考えがちじゃないですか。特に日本のギター愛好家なら、使っているギターや機材で誰のファンかわかる傾向がありますし。


僕は昔から誰かを崇拝するとか、誰かに成り切るとか、ひと目見て誰から影響を受けてるかが丸わかりになるようなスタイルでギターを弾いてきた歴史が全く無いんですよね。


あくまでも個人的な価値観ですが…


あるギター愛好家:『インギーかっけえ!』→インギーモデル購入→インギーの物真似を弾く→それを見た人『インギーそっくり!』→褒められて嬉しい→ナニワのインギー爆誕→𝕏で話題→ますます嬉しい→髪型から服装から全てインギー風→𝕏のポストもヤンギのインタビューに答えるインギー風に→インギー本人からいいねをもらう→ますます嬉しい


みたいなことを夢見たことが今までに一度たりとも無くて(笑)



だからこのPolaraを僕が弾くようになったとしても『お前◯◯の影響受けてるか?』とは言われない自信、2,000%あります。


ホントに『自分にとっての相応しいギター』選びとは、そういうものです。