もしも『Ohana』と答えていたら? | Honolulu Music Society byなかじー

Honolulu Music Society byなかじー

出自は日本生まれの日本育ち。
米国籍を取得してハワイに在住する音楽家であり実業家。3児の父。

今までの日本人には発想出来なかった独自の視点と解釈を元に展開されるちょっとだけ凄いブログ。
更新不定期。

​Aloha!



僕がいつも冒頭で皆さんにお声掛けしている言葉ですが意味合いについては改めて説明は不用ですよね!


今日はこの『Aloha』という言葉の使われ方が最近ハワイでは少し危ないんだよ、という事を皆さんにシェアします。


その前にチョイと脱線しますが……ちなみにこのブログの読者層というのは男性が90%でありまして、その年齢層というのは主に30代から50代の方が中心である事が分かっています。(アメブロアクセス統計調べ)


昨今のアメリカ社会のインフレに伴う賃金上昇に加えての日本の極度の円安で、日本人観光客の皆さんは$100の買い物をするために1万5,000円を支払い、加えて20%のチップをもぎり取られる状況となってしまいました。

そしてそのチップを支払う相手とは大したサービスを提供していないアメリカ人でありそのアメリカ人は最低賃金として$18(2,700円)/1h は稼いでる相手でありハワイ観光に訪れる皆さんからしたら下手すると自分よりも金持ちにチップをくれてやっているという理不尽を強いられてるんですよね。


チップ制度ってのは元々貴族社会のノブレス・オブリージュが起源なので、貧乏人が金持ちにくれてやるもんじゃないです。

ノブレス・オブリージュ

日本には武士はくわねど高楊枝ということわざもありますが、ほとんどの方は武士の末裔でもなんでもないと思うので変に見栄を張ってチップの支払いが必要なお店とか行かなくていいんじゃないですかね。


しかし、そんな感じなのはさすがに皆さんご理解されているのか、ハワイそのものに来れない人が多いそうで。そりゃどこに行っても日本人を見かけないわけです。


というわけで、こんな状況下でわざわざハワイに来てくださる方には出来るだけイヤな想いをしていただきたくないので、おそらく『ハワイのいま』を伝えるあらゆるメディアが伝えていない事をコレから書くので、この辺鄙でマイナーなブログを読んで下さる方だけホントの事をお土産にしてってください。



 ​まずハワイってどういうとこ?


① ハワイ州は民主党支持者が多い州である

②民主党支持者が多い州は比較的同性愛者も多い

③基本的に同性愛者は常に同性愛者をハントしている

④しかしそれを周りに知られるのは恥ずかしいと思う意識はある


で、それが具体的にホモ同士(直球)のハントがどういうものかというと、


たとえばホモセクシュアルの人間が『目星』をつけた相手にアプローチする時には『Aloha』と声を掛けるわけです。


ココでいわゆる『ノンケ』の男だったら『Aloha!』と返すわけですよね。若しくは『Hi!』とか。


では、ホモ同士のサインってどうなのか?


コレ『Ohana』なんですよ。つまり『Aloha』と言われて『Ohana』と返したら、ハワイではホモセクシュアル同士のカップル成立になるわけです。


Ohanaはハワイ語で家族を意味する言葉ですが、ホモセクシュアルの方が自分に『Aloha』と声をかけて来た時、自分も『Aloha』と返したのに相手がさらに『Ohana』と被せて来たら、それは『アンタと1発やりたい』とアプローチして来ているんだよ、という事です。


こわい(笑)


コレなんでわかったかというと、なかじーは以前ウチの子供たちがそれぞれ幼稚園や小学校に行っている間、用事があって奥さんとワイキキに出てたんですよ。


ウチの奥さん僕よりひと回り以上若いですし金髪碧眼の白人なので少し離れて歩くと夫婦には見えないんですよね。


なのでそういうシチュエーションだとウチの奥さんはバリバリにナンパされるしそうならないようにいつもは手を繋いで歩くんです。


だけどその時ちょうどつまらない事で喧嘩した後だったので僕はひとりでどんどん歩いてたんですが、その時見知らぬ男からジットリした声で『Aloha』と言われたんです。僕は明るく『Aloha!』と返したんですが、男はジットリした目で僕を見ながら『Ohana』と返してくる。


僕が何言ってんだ?と困惑しているといきなり背後から奥さんが笑いながら飛び出して来て僕の腕にしがみつきながら『Ohanaって家族って意味よね?彼の家族はワタシなんだけど?』とおっかない顔で男を睨む。


男はそそくさと走り去っていきました。


何が起きているのか要領を得ない僕に奥さんはこう言いました。



『あなた、いまあの男に狙われていたのよ?』と。(ちなみに後からそのアプローチ方々について知人に訊いて廻ると正にその通りだったみたいです)








いや、マジで?(笑)


『当たり前じゃないの。あんな風に目を潤ませながら男を見るのは発情した女の子だけよ』って言われて、なるほど、と。


女の勘、恐るべし。


僕が『ジットリ』と感じたのは発情のサインだったのですね(笑)


ちなみにウチの奥さんと言い争った『つまらない事』ってのはワイキキのスタバで働いている女の子がメモに電話番号を書いてよこしたのを僕が笑顔で受け取ったからで、僕がスタバで買い物している時奥さんはちょうどトイレに行っていたタイミングでした。


僕からしたらそれは後で捨てればいいやって思ったんですけどウチの奥さん的には『その場で破り捨てろ』と。



『あんな風にうるうるした目で電話番号を渡してくる女の子はすぐにでも抱いて欲しいって言ってるのと同じじゃないの!なんでそんなのを私の見ている前で受け取るの?』と。


僕は『そんな目で見られていたかなぁ……』と。

やっぱり相手の気持ちも多少は考えてしまうのでそこまでは出来ないってよって言ったら奥さんカンカンに怒ってしまって。


『あなたはホントに鈍い』と呆れたように。


でもその『Alohaの一件』があって『あなたの鈍さはホンモノね。そしてそれは案外悪いことばかりじゃないってわかったわ』と。


『あなたがあの時Ohanaって言われて笑顔でOhanaって返してたらハナシはついてなにされても文句言えなかったわよ?』と。



こわい(笑)


『ホモセクシュアルの彼』のおかげで、僕らは仲直りをしてワイキキの街を腕組んで帰りました、というお話しでした。


結局はノロケ話かよ!


サーセン(笑)


Mahalo!