やっぱり僕が『METALVERSE』にはノレない理由(ワケ) | Honolulu Music Society byなかじー

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出自は日本生まれの日本育ち。
米国籍を取得してハワイに在住する音楽家であり実業家。3児の父。

今までの日本人には発想出来なかった独自の視点と解釈を元に展開されるちょっとだけ凄いブログ。
更新不定期。

​Aloha!



いや、相変わらず『メタり!』は車中でヘビロテしていますよ?


しかし……


【悲報、なかじー氏、METALVERSEにはピクリとも釣られない】


そう、今までこれだけBABYMETALににいてアレコレ物申して来たボクなのにMETALVERSEというIPには『ピクリ』とも来ないということを書いてみます。


と言いますか、じゃあその後のBABYMETALはどうした?って言われるとBring Me The Horizonの主催するフェスにて彼らの楽曲であるKingslayerで遂に生共演というところまでは押さえています。


いやさすがにそのライブの模様はファンカム映像ばかりですのでココで敢えて引用はしませんが。


それにしたってまぁライブ自体はだいたい思っていたとおりの出来栄えであり、それほどの感動は無かったというのが正直なところ。


ぶっちゃけ『行けなくて残念だった』とは思わなかったということですね。

なんでしょう、やはり個人的には少々BABYMETALさんについては一応実質的なファンクラブであるThe Other Oneに加入はしたものの、ライブのチケットを購入する際の抽選で落選に次ぐ落選を重ねたにもかかわらず、チケットの追加販売の告知は次々と来るという状況を体験してライブに行くとかどうとかっていう事に対しては少し嫌気がさしているってのが正直なところではあります。



​もう奴隷商法には少々ウンザリ。


つまり、


日本におけるディズニーランドやディズニーシーなんかと同じで、ミッキーマウスやアトラクション自体は凄く好きなんだけれども、せっかくの休日にお金を払って遊びに行こうとしても現地で4時間、5時間並ばされる。時には6時間並ばされることすらあるのも『当たり前』という構図ってありますよね。


アレが超絶、イヤなんですよ。


何をもって『当たり前』とするか?っていうと『その状況に不満を抱く方がオカシイ』という見方をする人の方が圧倒的に多い状態を指します。


たとえば日本ではガソリンの二重課税は『当たり前』ですがソレは『その状況に不満を抱く方がオカシイ』からです。


そして『当たり前』の事は変わらないんですよ。多くの人が『NO』を言えてソレが『当たり前』にならない限り。


ハナシ戻しますと、ディズニーランドでは立ちっぱなしで冷房も暖房もない中でも何ひとつ気遣いなく列に並ばされるというのが『当たり前』。


暑い中、寒い中で座るところもなく、冷たい飲み物や温かい飲み物を提供するペンディングマシンすら設置されずにじっと忍耐のみを強いる。


そこには『利便性』『快適性』が大幅にスポイルされた不備のあるサービス体制を意図的に作り出して『我慢を強いる』事で奴隷化しようとする。


そんなビジネスモデルに嫌気がさしているというのは本来なら至極真っ当な感情なんですよね。


だのに多くの人はソレに文句のひとつも言わずに嬉々としている。


こういうのはもはや顧客などではなく奴隷です。



​アミューズの奴隷商法。

ひと言で言えば今現在のBABYMETAL商法は奴隷商法です。


それっていうのも、たかだかコンサートに行くのにわざわざ七面倒くさいファンクラブに加入させた上でチケットの抽選を何度も何度も実施。


チケットの種別や日程だけでもで第一希望、第二希望を応募させる。そしてその『のべ回数』だけでも十数回に及ぶわけです。そしてソレを全て応募してもチケットが買えないだなんて状況が『当たり前』にある。


そんなの狂ってると思うわけじゃないですか(笑)


いや、そこはせめて1つのアカウントで最低限1枚は取らせろよと思うわけじゃないですか。いくら転売屋対策としてチケットの抽選から購入のプロセスをややこしくしても、ソレって結局は『ファンクラブにお金を払っているライブに行きたい人』にはチケットが全て行き届くようにするのが1番の転売屋対策になる事に目を背けている汚いやり方なわけです。


結論から言うとそうした顧客満足を敢えて落とす事でチケットのプレミアム性を高めようとする『奴隷ビジネス』には僕は乗れない、と言う事。そしてソレはアミューズという会社単位で行われていることなのです。


だって応募1発で落選決定、ソレならそれはそれで納得もするけど、そのあと何度も何度も追加チケット販売の通知を送って寄越して、ソレに何度も何度も応募させておいて、挙げ句に全落とかさ、もう嫌がらせかよ?ってなるわけじゃないですか(笑)


こちらはわざわざお金払ってアカウントを作って何度も何度も応募したのだから『落選履歴』だって当然ぴあのサーバーには残るはず。そこが次の当落に活かされず、人によっては同じ人が二日間とも参戦出来るとかさ、運営ってアタマおかしいの?って思うわけじゃないですか。


我々はファンクラブにお金を払っているだけで既に顧客なのであり、顧客には公平なサービスの提供が担保されているべきでしょう。


でなければ、それはサービス提供事業者として顧客に対して失礼に当たることを常態化してるんだよっていうことを、アミューズはもっとわかっていなければならないよね?っていうシンプルなハナシなわけです。


だから正直なところそういう『会社のやり方』に不信感を抱いて辟易している以上、その会社が新しいプロダクト、新製品を用意して来てももうそのやり方には乗れないぞとしか思えなくなるわけです。



楽曲は悪くない。メタルとJAZZの組み合わせもたしかに面白くはある。ダンスも上手いし踊りながらあれだけ歌えることも評価はしたい。だけどそれは『商品の良さ』であって『商法の良さ』ではない。


たとえばマルチ商品というものがあって、よくあるハナシとして聞いたことありませんか?

売り方はたしかに汚いやり方だけど、売っている商品はいい、と。


世の中にはそこで『商品はいい』で買う人も居るし、いくら商品は良くても『あの売り方』は良くないよね?だからその売り方をしている業社の製品を買ってしまうとその商法自体も肯定されてしまうから買わない方が社会のためだよね?っていう人もいます。


僕は明確に後者側の人間です。


いや、確かにミッキーマウス可愛いね!ミニーマウス可愛いね!っていうのはどんな商法で売られようが変わらないし『今度出て来た新しいキャラクターも映画に出ていたし可愛いね!』とは思うんですよ。


ただ、


キャラクターに会うために園内に入るのにお金を払ってパークに遊びに行こうとしてもそもそもチケットが抽選でないと買えないだとかさ、もう行く気がなくなるわけですよ。


だからMETALVERSEという新製品がリリースされたとて、わざわざソレに改めて釣られて奴隷扱いされる馬鹿は居ねえぞ?ということなわけですね。


無論そこには純粋に音楽としての好き嫌いも大きく影響するからなのかも知れないしMETALVERSEというユニットが5人体制である事にもある種の雑さを感じている部分もあるかもしれない。


構成メンバーの人数が増えればその分推してくれる『担当』が増えるわけで、ソレはある意味AKB商法にも通じる抱き合わせ商法のような雑な売り方をしているようにも映る。楽曲が一曲リリースされる事でそれぞれの『担当』が買ってくれたらソロ歌手で楽曲ん売るより単純計算5倍のビジネスチャンスがあるわけですからね。


いや、正直YouTubeで検索掛けるとMETALVERSEの動画(ファンカム)は相当数上がっていて、早くも釣られまくっている御仁も相当数居られることが見て取れます。そしてそのコメント欄などを拝見すれば、


・◯◯ちゃんが可愛い!美人!

・あれだけ歌って踊れるだなんて逸材!

・これが新しい時代のメタルだ!



アレ、なんか既視感無くね?(笑)


そしてファンカム映像をいくつか見たら『サマソニ』に登場した彼女ら、聴衆を煽ったんですよ。


『サマソニ〜!盛り上がる準備、出来てるぅ〜?』と。

コレが、SU-METALがよく言ってる煽りと全く同じ文言、間、イントネーションなんですよね。



つまりBABYMETALさんの煽りもMETALVERSEの煽りも『言葉』ではなく『セリフ』なのだ、と。


誰の書いた?

そりゃアミューズの中の人ですよ。つまり聴衆は目の前の可愛い女の子が発したナマの言葉だと思っているけど、芸能プロダクションで働いている中年のおじさんが書いた脚本通りに発しているわけです。


ソレに嬉々としてレスポンスしている構図って、俯瞰で見ると聴衆は芸能プロダクションで働いている中年のおじさんに対して歓声をあげているということなんです。


実際に何回かライブに行けばわかりますが、舞台上で彼女達が発する『言葉』というのは毎回全て一字一句違いのない『セリフ』なんですよね。


つまり『BABYMETAL方式』に因んだライブというのは現実的にはコンサートの類いのライブショーではなく筋書き通りに行われ、観客のリアクション込みで練り上げられたミュージカルのような『演劇』であるわけなんです。


だから僕はココで散々『SU-METALを演じる中元すず香さん』とか『MOAMETALを演じる菊地最愛さん』という言い方をして来た。



いや、正直もういいだろう?と。



まぁ僕個人としては1人の人間としても音楽家としても、BABYMETALさんからはいろいろなモノをもらったし、その『BABYMETALという物語』を紡ぐために女性としての人生の大半を、青春を全て捧げて来てくれた中元すず香さんと菊地最愛さんには筆舌にし難い感謝と敬意があります。


彼女達はミッキーマウスやミニーマウスといった永遠性のあるキャラクターではなく1人の人間です。彼女達にはSU-METAL、MOAMETALというそれぞれの『配役』を降りた後の人生ってモノがある。


だからソレについては僕は杞憂するしソレが幸せなモノであるように、といろいろ想いは巡らせていたいしそのために『売り上げ』が必要ならそこに金銭を投じる事には惜しむ気持ちは無い。


だけど、彼女達の代わりになる新しい商品。彼女らってMETALVERSEとしてこの先何があっても10年は走り抜けようとする気概や気合い、あるんですかね?


って言われたらそれまでですが(笑)


なんか『同じ事務所のパイセンが上手いことブレイクしたからその尻馬に乗って美味しい想いをさせて貰おう』っていう空気感なんじゃーねぇの?って。

【かつてブレイクする前のBABYMETALさんの野望】

征服、僕はかつては信じていたしいつかハワイにBABYMETALさんを呼べたらいいなぁとすら思っていましたが、多分ソレはもう無理でしょうね。BABYMETALさんの魔法は既に解けつつある。


ソレは他でもないアミューズという会社が顧客に対する公平なサービスを怠る体質があることを身をもって体験してしまったことと、『BABYMETAL方式』で雑に新人タレントを捩じ込んで来る雑なやり方に辟易し始めたからです。


僕はもの凄く失礼なことを言っているのかもしれないけど、それがどう評価されるかは5年後、10年後だと思う。


そん時ゃ僕だって50、60代ですからね。もうそうなったら若い女の子がステージで跳ね回るようなコンテンツからは完全に卒業しているでしょう(笑)


モアちゃぁぁぁ〜ん!

とかくそジジイになってもやってたりして(笑)



以上です。

Mahalo!