テスト勉強をしていた長女が

「古典がわからない」 というので

「なになに~」 とわかりもしないのに

わたしも久しぶりに古典に触れました


そうしたら、なんだかすごく新鮮!

学生時代、古典の授業といえば

はっきりいって睡眠時間 星空 だったといっても

過言ではないわたしですが


なんだろう~?


大人になったら、平家物語も徒然草も、

心に響くではありませんか 目


そんな気持ちになっているときに本屋さんで見つけた一冊

中野考次さんの、『すらすら読める徒然草』


みかんの徒然日記


こちらは、文学者の中野さんが

二百四十三段からなる徒然草のうち、五十九段をピックアップしたもの。


中野さんはこの本の中でこれらを、

「言葉に打たれ、わが心の内に入り、根づいて、

わがものになりきったものばかり」

というふうに語っています


ページをめくると、「なんとなくいい話」や「シンプルライフ」など

12グループに分類された各段の

総ルビ付の原文の下に現代語訳があり

そのあとに続く、中野さんの魂のこもった解説がまた面白い


一つ一つの段はとても簡潔なので

あらためて読んでみると、意外とすらすら読めて

リズム感も楽しめます 音譜


原文に触れるからこそ

このような簡潔かつ美文を紡ぐことのできる

作者の吉田兼好(鎌倉~南北朝時代の人ですね)は

わたしのような素人からみても、達人だな~と思ってしまいます


「奥山に、猫またといふものありて・・・」

から始まるあの有名な笑い話?いえいえ教訓話?もあるし


「何かを思い立ったらただちに実行しなさい、

しようしようと思っているだけではダメ」

という段には、自分のことを言われているようで反省あせる


「上手になってから人前に出ようとするのではなく

笑われてもいいから上手な人の中にまじって稽古をする方が進歩する

という段にも、自分に心当たりが汗


また、中野さんの著書 『清貧の思想』 とも重なる

物の持ちように対する美学や

どのように生きるのが美しいのか、心のありようについても

読むごとに考えさせられます。


第百三十七段

「花はさかりに、月はくまなきをみるものかは。」

たしか教科書に載っていたと思いますが

これを読むと、毎日の生活でいっぱいいっぱいな自分は

想像力がなく、目の前のことしかみていないな~ ガーン


大人になった今こそ、読んでみると

見栄をはったり、言い訳したりしている自分に気づかされ

恥ずかしくなりますダウン


専門的なことはまったくわからないけど

手元に置いて、自分なりの感じ方で

何度読み返しても良い本だなぁと思いました

『すらすら読める方丈記』 も、読んでみよう~ ニコニコ