
『ハロルド・フライの思いもよらない巡礼の旅』 (レイチェル・ジョイス著)
突然ですが、人との出会いって不思議ですよね
若い頃はあまり深く考えたことなかったけど
最近、人とのつながりについて考えるようになりました
学生時代からの友人、子育てを一緒に励ましあってる友人、
仕事を支えてくれる友人、そして家族
そんな自分にとっていつもそばにいてくれる大切な人たちのほかにも
『一期一会』な人たち、今は連絡のとれない人たちとの出会いが、
後から考えると実は自分にとって大きなインパクトがあったことって
たくさんあると思うんです
この本は少し前の日経新聞に紹介されていました。
その記事を読んで無性に読みたくなって。
以下、講談社の本の帯より
「定年退職した65歳の男が、
20年前に同僚だった女性のお見舞いをしたくて
ただただありがとうと伝えたくて、1000キロの道を歩き始める。
去来する人生の苦い記憶と"秘密"を踏み越えながら。
そして巡礼の最後に訪れる、深く静かな感動の救済-」
主人公ハロルド・フライはある女性に会いに行く
自分が1000キロの道を歩いて彼女のもとにたどりつくまで、
生きていてほしいと願って。
結末はたぶん意外なものだけど、
一歩一歩足を前に出すことは、同時に
一歩一歩自分の心の内面に踏み込み
自分を見つめなおすことにつながっていて
ハロルドはかつての自分から解放されていきます
前回紹介した世界一周・・・の本もそうだけど
旅って孤独。
逆説的だけど、
孤独だからこそ人との出会いや会話をとても大切に思えたりする。
でもきっと、わたしたちの毎日の生活だって旅なんだと思います
一期一会の人もいる。
人との新たな出会い、いつもそばにいてくれる人との時間、
一瞬一瞬なんとなくやり過ごしてしまうこともできるけど
その瞬間はぜったいに戻らない。
でも・・・、それに気づきさえすれば、取り戻せる関係もあるのだなと。
ハロルドが目にする景色もイギリス的で、目に浮かぶようでした。
オススメの一冊です。