みなさんは、どんな本を読まれていますか?
わたしにとって読書とは、現実逃避。
リアリティのあるものを敬遠しているわけではないのですが
特にこどもができてからは、
夢のあるものや、なにか不思議な気持ちになれる作品を
手にとってしまう傾向があります。
そんなわたしが数年来ハマっているのが、森見登美彦さん。
森見さんの作品は京都を舞台にしたものが多く、
京都出身の主人と、京都で学生時代を過ごしたわたしにとっては、
まさにネタの宝庫!
本を読んだあとはいつもいろいろ語り合ってしまいます。
実際に知っている通りやお店が本の中に登場するリアリティと
たぬきが化けたり天狗が出てきたり、
金魚チックな女の子と空に浮かんだりする異次元ワールドが
ひとつの作品に同居していて
読者であるわたしも、そのふたつの空間を行ったり来たりすることが
何とも言えず楽しいんです。
で、本題です。
森見登美彦さんの久しぶりの新刊 『聖なる怠け者の冒険』。
2009年から朝日新聞で連載していたそうですが、
それを全面改稿されたとこのことです。
でも、わが家は日本経済新聞を購読しているので、
この作品を読むのは初めて。
リアリティとファンタジーが混在する、森見ワールドは健在でした!
そして、頑張らない小和田君や浦本探偵と
頑張り屋の玉川さんやぽんぽこ仮面の対比も、面白かった・・・
荒唐無稽な話、といってしまえばそれまでですが
京都なら、ほんとにそんなことが起こるかも!?と思える。
場面の設定が秀逸なんだと思います。
しかも、今話題の 『有頂天家族』 と 『宵山万華鏡』 のカケラらしきものが
作品中にチラホラ。
読者サービス満点!
2作品を読んだことのある方なら、楽しさ倍増!となるでしょう。
