香ばしく焼き上がった肉に、きらめく一粒の塩。
余計な味付けは一切なし。
口に入れた瞬間、じゅわっと広がる肉汁と
広がる奥深い旨味…![]()
こんにちは!MEAT PLUSです![]()
現代の食卓では当たり前のように使われている「塩」。
その塩が肉の旨味を最大限に引き出すことを、私たちは経験的に知っています。
しかし、この肉と塩の関係は、単なる調理法の範疇を超え、
人類の生存と進化に深く貢献してきた壮大な歴史があります!
前回のブログで塩の種類と肉の相性について掘り下げました。
今回は、肉と塩の歴史を紐解きながら、その奥深い絆に迫っていきます![]()
1.太古の昔:命をつなぐ「塩蔵」の夜明け
人類が肉を食べるようになったのは、
何百万年も昔の狩猟採集時代にまで遡ります。
仕留めた獲物の肉をどうやって新鮮に保つか、
これは当時の人々にとって死活問題でした。
冷蔵庫も冷凍庫もない時代、肉はすぐに腐敗してしまうからです。
そんな中で、人類は偶然にも「塩」の奇跡的な力に気づきました。
塩湖のほとりや岩塩が露出した場所、あるいは海辺などで、
肉が塩に触れることで腐敗しにくくなることを発見したのです。
これが、肉を塩漬けにして長期保存する「塩蔵(えんぞう)」技術の夜明けです。
塩は、肉の水分を奪い、細菌の繁殖を強力に抑えることで、
肉の長期保存を可能にしました。
初期の利用法としては、肉を塩に漬けたり、
塩をまぶして乾燥させたりする方法がありました。
狩りの成果を無駄にせず、食料が少ない時期の飢えをしのぐ
貴重なタンパク源を手に入れたのです。
さらに、塩漬けにした肉は持ち運びにも便利で、
人類の移動範囲を大きく広げることにも貢献しました。
この時代の塩は、まさに「命の調味料」。
その価値は金に匹敵するほどだったと言われており、
古代の歴史書には、塩を巡る争いが起こった記録も珍しくないようです。
2.古代文明の発展:食文化の礎を築いた肉と塩
農耕社会が発展し、文明が生まれても、肉と塩は人類の生活の中心にありました。
古代エジプト:ミイラと食肉の保存
ミイラの保存にナトロン(天然ソーダ塩)が使われていたことは有名ですが、
実は食肉の塩漬けも盛んに行われていました。
豊穣なナイルの恵みだけでなく、塩の力で食料を安定させ、文明を支えていたのです。
古代ローマ:軍隊の活力源と新たな調味料
強大なローマ軍を支えたのは、保存性に優れた肉の塩漬けでした。
遠征先でも肉のタンパク質を摂取できるよう、塩漬け肉は重要な携行食でした。
また、「ガラム」と呼ばれる、魚を塩漬けにして発酵させた
魚醤(現在の醤油やナンプラーの祖先)も日常的に使われ、
塩が旨味を引き出す発酵食品へと応用されていました。
古代ギリシャ:風味豊かな肉の楽しみ方
古代ギリシャでは、肉の塩焼きが一般的でした。
ただ塩を振るだけでなく、ハーブやスパイスと組み合わせることで、
肉の風味をより豊かにする工夫がされていました。
これは、現代のハーブソルトやマリネの原点とも言えるでしょう。
この時代、塩の生産技術(広大な塩田での製塩や、大規模な岩塩採掘)も
飛躍的に発展しました。
塩「sal」は富の象徴となり、ローマ兵士「soldier」の給料が
塩で支払われたことに由来する「サラリー(salary)」という言葉は、
塩がいかに貴重であったかを物語っています。
3.中世・近代ヨーロッパ:塩が織りなす「食の道」と加工肉の進化
中世ヨーロッパでは、塩は非常に重要な交易品であり、
各地を結ぶ「ソルトロード」と呼ばれる塩の道が
経済を左右するほど重要な存在でした。

特に冬が長く、食料が不足しがちな地域では、塩漬け肉は命綱でした。
冬の食料として大量の豚肉が塩漬けにされ、家庭で手作りされる
ソーセージ、ハム、ベーコンといった加工肉が発展しました。
これらは、厳しい冬を乗り越えるための貴重なタンパク源であり、
それぞれの地域で独自の肉加工文化が花開きました。
日本でも、魚介類だけでなく、一部の地域では肉の保存にも塩が使われていました。
この時代、肉を美味しく食べる工夫も進化しました。
塩抜き技術の向上や、ハーブ、スパイス、さらにはワインなどと組み合わせることで、
肉の臭みを抑え、より風味豊かな料理へと昇華させる技法が確立されていきました。

そして19世紀以降、冷蔵技術、そして冷凍技術が普及するにつれて、
肉の保存方法は劇的に変化します。
新鮮な肉を遠隔地へ運ぶことが可能になり、塩の役割は「保存」から、
肉本来の風味を最大限に引き出す「味付け」へと大きくシフトしていったのです。
4.現代:究極の味付けとしての塩、その無限の可能性
現代では、私たちはいつでも新鮮で安全な肉を手に入れることができます。
だからこそ、塩は「保存」の役割という重責から解放され、
肉の「美味しさを最大限に引き出す」という、
純粋で洗練された調味料としての地位を確立しました。

肉本来の旨味を邪魔せず引き出すシンプルな塩味は、
私たちの味覚を研ぎ澄ませ、肉の持つ甘みやコクを際立たせてくれます。
さらに、世界各地で採れる多種多様な塩
(ミネラル豊かな海塩、まろやかな岩塩、海藻の旨味が加わった藻塩など)が
流通するようになり、それぞれの塩が持つミネラルバランスや結晶の形によって、
肉の味わいが驚くほど変化することを発見しました。

高級肉と、それに合う塩のマリアージュを楽しむ人が増え、
肉の種類や調理法、部位に合わせて最適な塩を選ぶことは、
もはや食通の嗜みとなっています。
また健康志向の高まりから、塩の量を意識した「減塩」のレシピも注目されていますが、
それでも肉の美味しさを引き出す上で塩は欠かせません。
この「塩振り」の技術は、もはや一つの芸術の領域ですね!
5.未来:肉と塩が織りなす、これからの食の可能性
太古の昔から人類と肉を結びつけ、食文化を育んできた塩。
未来においても、その役割は決して小さくありません。
新しい塩の発見や、最新の科学技術を応用した調理法の開発が進むことで、
肉と塩の組み合わせはさらに進化していくことでしょう。

持続可能な食糧生産の観点からも、肉の無駄をなくし、
効率的に美味しく消費するための知恵として、
肉と塩の関係は今後も重要な役割を担っていくと考えられます。
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いかがでしたでしょうか?
MEATPLUSの提供する上質な肉と、あなたがお気に入りの塩との出会いは、
まさに人類が何千年もかけて培ってきた食の歴史の結晶かもしれませんね!

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