ヤクシニー / 郷ひろみ(51) | たかあきらのブログ

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               ヤクシニー

 

1984年6月発売  売り上げ5.2万枚  オリコン最高21位

 

エキゾチックなジャパンときた後は、薬師如来の「ヤクシニー」と私の大大大好きな曲で、

夜のヒットスタジオで初めて見た時は、あの衣装、あの全身メイクの究極美な出で立ちに度肝を抜かれ、完全にビジュアルでは沢田研二さんを超えたと拍手喝采だった。

この曲は、もっともっと話題になって売れてほしかったし、究極のMVを作って全世界にアピールしてほしかった。

 

どちらにしても歌謡曲の「ヤクシニー」が海外で売れるとは思えないが、あの夜ヒットの「ヤクシニー」の出で立ちで、そのままイギリスの音楽番組に出たとしたら、イギリスの人達は郷ひろみを、デヴィッド・ボウイとマイケル・ジャクソンを合わせたような摩訶不思議な東洋神秘のアーティストとして大反響を呼んだだろう。 まぁ、あの「ヤクシニー」だけを見たら郷ひろみというアーティストを誤解される恐れはあるが・・・。 思えば郷ひろみが美の極致に達していたのが28歳から30歳くらいの頃だったと思う。

 

しかし、郷ひろみは、この「ヤクシニー」を最後に、歌謡曲の王道路線から一旦シフトチェンジ

していくことになる。 酒井プロデューサーも言っていた大衆を喜ばせる娯楽の真髄は、もう十分やり尽くしたとして、もっとこれからは、洋楽のようなクールで音楽性の高い郷ひろみ自身のやりたい音楽をやっていこうという事だったのだろうと思う。 でも、それは郷ひろみの長い低迷期を呼ぶ事になってしまう。