郷ひろみのライバル達(4) 田原俊彦 | たかあきらのブログ

たかあきらのブログ

ロック好き、小説好き、熟女好き

             田原俊彦

 

80年代になってティーンの女の子達には、新御三家は大人過ぎて物足りない感じがしていたのだろう。 そんな所に金八先生人気の影響もあり80年の6月に「哀愁でいと」で鮮烈にデビューした田原俊彦。 郷ひろみが、かつて在籍していたジャニーズ事務所の後輩で、イメージ的にもデビュー当時の郷ひろみのような可愛い男の子という感じで、最初に見た時にスター性がバツグンなのはすぐ分かった。

 

そんな田原俊彦だが、ジャニーさんの指示なのか、本人の意思なのか、とにかく郷ひろみの事なんか眼中にないという感じで、先輩の郷ひろみの事は一切触れないし語らないし、目も合わせようとしてない感じだった。 田原俊彦は、沢田研二さんをリスペクトしていると言っていたが、そんな郷ひろみを無視している感じが、逆に郷ひろみの事を強く意識しているように何となく伝わってきて、田原俊彦の「僕がジャニーさんの最高傑作」という発言も郷ひろみを意識しての言葉だろう。 とにかく郷ひろみには負けないという姿勢で、郷ひろみがキレのあるターンを1回転するなら、田原俊彦は3回転ターンでキメるという意地の張り方だった。

 

総合力なら郷ひろみの圧勝なのは言うまでもないが、ダンスの上手さ、センスでは田原俊彦の方が群を抜いていた。 そして、田原俊彦のスターとしての美学、哲学みたいなのも特にファンではなかった私にも伝わってきたし、ジャニーズ事務所退所後も俳優とかに逃げる事なく一貫して歌手として地道に頑張ってきた根性もある人だと思う。 数年前に、五木ひろしさんがMCの「人生、歌がある」で28年ぶりだかに郷ひろみと共演したのは嬉しかった。

できれば郷ひろみと田原俊彦で、強力なダンサブルでキャッチーなコラボシングルでもリリースしてくれないかな。