エリアトラウト 大物狙いの考察
今までの大物トラウト狙いで個人的に気が付いた事を紹介。
①大物が与える影響
②大物が好む場所
③大物の回遊の話
④大きいルアーが釣れる?
⑤大きいフックが必要?
⑥管理釣り場の選択
⑦大物を狙いやすい時期
⑧大物狙いは可能性を上げる釣り
⑨釣れるカラー
⑩シーズンで違う
⑪現時点での具体的な方法
⑫掛かってからが難しい
容量が足りないので⑬からはこちら
全て関係しているけど、順番に書いて行きます。
①大物が周囲に与える影響
クリアポンドで大物を観察すると分かりやすいけど、ニジマス以外のF1やイトウ等の場合、周囲に小さい魚が少ない。又は居ても釣れない。
推測では、大物が威嚇しているから逃げるか警戒していると思う。
実体験では、マッディーポンドのナイターなので観察は難しいけど、ニジマス以外の大物がヒットする時は小さい魚が全然釣れない時が多い。居着いている大型F1等が居るから他の魚がその場所に寄り付かないか警戒している。又は単純に釣れないだけ😅
大物が回遊している場合も同様で、大型と一緒に回遊している魚は釣りやすいけど、その場に居た魚は動くから活性が上がった様に見える。なのに、食わない事が多い。回遊して来て水面が騒ついている時は回遊して来た魚を狙う。マッディーポンドでは深いレンジで回遊していたら気が付かないので、必然的に浅いレンジになる事が多い。
②大物が好む場所
大型のニジマスについては除外して、F1やイトウについて。
よくイワナ系は障害物の近くに居ると聞きますが、F1も同じです。もっと重要な事は、水深に関わらず底近くに居る事が多い。
イトウは回遊している事が多いですがF1の大型は比較的同じ場所に居る事が多い。好きな場所を確保出来るからだと思う。
これで居る場所が、ある程度絞れます。
障害物周辺
底付近
インレット・アウトレット等流れ周辺
カーブや角
③回遊のタイミングについて
大物を狙う場合、重要になる回遊。同じ場所に留まっている場合より活性が高い事が多く、狙えれば釣りやすい。
最初に魚が見えない場合の判断方法。水面が騒ついている時に居ます。マッディーポンドでも浅いレンジなら分かりやすい。大きい波紋?的な水面の乱れがある所に大物が居る。
それと重要なのは、どれぐらいの周期で回遊して来るか把握する事。初めての場所でしたら、通過した時間を覚えて、次に通過したときの経過時間で判断出来ます。意外と正確。
よく行く場所でしたら、毎回同じぐらいなので判断しやすいです。把握出来ていれば、事前に準備が出来て有利になります。
周る方向は一定な場合がほとんどですが、折り返す場合も有る。
自分の場合は、専用のタックルに、その時に合わせた大物狙いのルアーを付けて置いておき、回遊して来るタイミングで使用します。
回遊を移動して狙う場合、追いかけるのでは無く、逆回りして先回りする感じが良いです。ルアーを魚の後ろから通すにはこの方法になる。それと回遊の経過時間が把握出来ていれば、先回りした時も計算出来る。
回遊を狙う場合、遭遇する場所も大事。魚のスピードが落ちる場所が良いです。角やカーブしている所、インレット等。移動しないで狙う場合も同じ。
④大きいルアーが釣れる?
釣れる可能性は高い。推測としては目立つから威嚇対象になりやすい。小さい魚が反応しにくい。単純に大きいのが好き😆
他にも有りそうですけど、大物が反応する確率が高いのは確かです。
じゃあ、小さいルアーで釣れない?そんな事は無いです。
完全に推測でしか無いけど、先に数が多い小さいサイズの魚が反応してしまう確率が高いから大物の確率が下がる気がする。
追記
実際に試す機会が有った。魚のサイズが混在している活性の高い状況で、チチラやハイドラムの大きいルアーで大きいサイズの魚だけ釣れる。その合間にウッサとドーナを使ってみるとサイズが小さい魚が掛かる。戻すとまた大きいサイズが釣れる。活性が下がってからウッサで大きいサイズが釣れた直後に小さいサイズが釣れた。大きいサイズのルアーだと小さいサイズの魚が反応し難いと思う。小さいサイズの魚も反応してしまうルアーだと数は釣れるけど大きいサイズの魚を釣れるかは運の要素が大きくなる。
サイトの近距離で狙った時に観察すると同じぐらいの距離に小物と大物が居る時は、大物が奪う時が結構有る。大物が取り合って負ける訳では無いので、例えば大物が深い場所に居て、ルアーをフォールさせている間に小物が反応してしまう。逆に浅い所に居る時は大物が奪う可能性が高い気がする。
⑤大きいフックが必要?
フックの掛かり方を観察していたら、フック全体が魚に密着している時は伸びにくく、フックの先端だけで掛かった時は伸びやすい。これを考えると、大きさや太さ優先の考え方は違う気がする。
ベストな掛かり方を考えると、フック全体が魚に密着して深く刺さった状態。リリーサーが入る余地が無いぐらい密着しているとバレないし伸び難い。
魚に対して大き過ぎるフックや初期掛かり優先のフックだと良い掛かり方にならない事が多い。
じゃあ、小さいフックの方が良い?魚に対して小さ過ぎると掛かり難いし、先端だけで掛かったら高確率でバレる。
結局、魚のサイズに合わせて変える必要が有り、大物狙いの自分的なベストは#6になる。ただし、スプーン(ドーナ2.0gやノアB2.6g)の場合は標準フックのまま使っていて問題無いです。これは、魚を寄せる時のルアー自体の抵抗が少ないからなのかな?と考えています。
ヒットした瞬間に掛かりが浅いと感じる事が有ると思いますけど、これって、刺さりが浅い訳では無くて先端だけで掛かっているから魚が暴れた時にフックが動いて伝わる感触に違和感が出る気がする。「あ、これバレる」と感じる時が有りますよね?あれ。何でそう思うかと言うと、奇跡的にネットイン出来た時に確認している。逆に、「これはバレない」と感じた時は、フックが密着して外すのが大変。
⑥管理釣り場の選択
1つの池に色々なサイズの魚が混在している所よりも、大物専用池の方が良い。当たり前の事だけど大物が釣れないと言っている人は意外とここで間違っている。魚が見えるかどうかも重要で、見て狙える方が確率は高い。魚の総数より、スレていない魚の数が重要。持ち帰り禁止の所は難しくなって行く。理想は持ち帰りが多くて放流量も多い所。
⑦大物を狙いやすい時期
これは間違い無く有り、水温がある程度低い時期です。地域によって違うと思いますし、管理釣り場の環境でも違う。
基本的に大物が活発に活動しやすい時期に放流するのも関係しています。
年間通して水温が安定している所では、いつでもチャンスが有ると思うけど、大物を放流する時期が良いと思う。
⑧大物狙いは可能性を上げる釣り
大物を狙う場合、重要なのは少しでも可能性を上げる事を考えて釣る事だと思う。漠然と釣っていたら運任せになり可能性は低い。
まず、②の場所。混在している所より大物専用池の方が可能性が高い。魚が見える所。魚が動いている。
ルアーの選択、プレッシャー、それと大事な事は、ルアーのローテーションを考える様な釣り方ではなくて1匹を狙う釣り方。平均的な釣り方をしていても特別な魚は釣り難い。逆にどんなルアーや釣り方でも特別な魚が反応すれば、それが正解。
タックルについても、極端に外れていなければキャッチ出来るけど、キャッチ率を上げる選択が必要。
⑨釣れるカラー
リアクションで釣る事が多いから金や銀の反射系の実績が多いですが、大物狙いは1匹の魚の好みに合えば良いだけなので、反射系で反応が悪ければ、食わせ系や派手系等と大きく変えてみると良いです。
個人的な選択だと、反射系→蛍光→白か黒→食わせ系→グローと試す事が多い。
食わせ系が問題で、釣り場の状況に合ったカラーになりますが、大物以外も反応してしまうので、大物狙いとしては使い難いです。大物が反応する
カラーで小さい魚は反応しない選択がベストです。食わせ系は大物しか居ない場所で使う事が多い。
⑩シーズンで違う
夏場の猛暑で養魚場が厳しいのか、大物の活性が低いシーズンも有ります。2023〜2025シーズンはそれ以前より厳しくなっている印象。数を入れても自然に減ってしまい、チャンスも減りますから確実にキャッチする事が重要です。水温が上がり難い条件の良い管理釣り場を選ぶのが無難。
追記
2025〜シーズンは王禅寺ジロー池に限ると以前に近いコンディションに戻り大物が狙いやすくなりました。比較してみると違いは大物の活性が良い事。
⑪現時点での具体的な方法
大物が居る管理釣り場に行く→大物が居る位置を見極めるor大物が通るタイミングを見極める→事前に効くカラーとレンジを見付ける→大物ヒット率の高いルアーを付けたタックルを用意して置きチャンスにだけ使う
こんな流れです。特大サイズを釣る人と釣れない人の差は・・・運に頼らない前提だと先に書いた何かが抜けている気がする。
タイミングの部分かな?
大物が居る位置を狙うとしても、活性が上がったタイミングでだけ狙う。例えば活性が低い状態でハイドラムやチチラを使っていると警戒してしまって活性が上がった時に釣れなくなる。回遊の場合は別。で、回遊も含めて活性が上がっているタイミングは小さい魚も掛かりやすい。そこで小さい魚が反応し難い大きいルアーを使う訳です。ここでスプーンやウッサみたいなルアーを使ってしまうと小さい魚でチャンスタイムが終わる可能性が高い。
1タックルで狙う場合は結構厳しい。チャンスタイムにルアー交換していたら間に合わないか1発勝負になるので、特に回遊の場合は確率が下がります。
多分この辺りが違う気がするけど、どうでしょう?
釣れているルアーで続けたいのは理解出来るけど、大物だけ狙うなら割り切りが必要。魚が見えている場合を除き、釣れている延長で大物が釣れるのは運なので確率が低くなります。
ハイドラムやチチラを使って釣れ続けている場合、特殊な状況ですが実際有ります。この場合、小さいサイズが釣れる確率は低く中型か大型が釣れる。珍しいですが、釣り続けて問題無いですし大物も釣れます。
⑫掛かってからが難しい
大物は掛かってからのやり取りが通常サイズより難しい。この部分をどうするかでキャッチ率が大きく違う。タックルバランスやドラグが重要。操作に関しては、ロッドの向きの調整、それとこれが大事でリールを巻かない時間を作る。
魚に負荷が掛かる状態に限定すると、ドラグが出ていない状態で巻いている時>ドラグが出ていない状態で巻いていない>ドラグが出ていて巻かない>ドラグが出ていて巻く、この順番で負荷が減ります。
ドラグが出ている状態で巻くって事は、より滑りやすくなります。タイヤが空転している時に更にアクセルを踏む(開ける)のに似ている。
魚に負荷を掛ける事で疲れさせたり向きをコントロールするから大物相手だと凄く大事な事。
理想はドラグが出るか出ないかの状態で巻き、魚が意図しない方向に向かったらロッドの向きで誘導。魚の急な方向転換等の負荷でドラグが出るからその時は巻かない。この時、あせって向きを急激に変えようとするとバレる。大回りさせる様に向きを変えます。ある程度寄って来たら姿勢を低くしておくとバラしが減ります。
今のところ、こんな感じです。
整理する感じで色々書いていますが、新しい発見が有るのでまだ途中ですし、生き物相手なので正解は1つでは無いです。